童子軍鑑 3 ヤングジャンプコミックス
著:小田世里奈
出版社:集英社
エルフからは汚らわしいと捨てられ、人間には家畜として扱われていたハーフエルフ。
フェイ達は南西の国クセルクセスへの旅の途中、そのハーフエルフが暮らす村に辿り着きます。
あらすじ
ハーフエルフの村に帝国軍が迫る。
それはかつてハーフエルフの弓使いリウー、ヌイ、パドマ達を騙し、ハーフエルフを家畜と呼んだ男、ラヤードが率いる部隊だった。
怒りに駆られたリウーは、村を守る為、単身ラヤード達のもとへ向かう。
しかし、カーマインがラヤードに与えた戦車により、リウーは追い詰められてしまう。
彼を救う為、フェイはハーフエルフを率い作戦を開始する。
フェイの立てた作戦、それは戦国時代、大将首を三つ挙げるという偉業を成し遂げた、島津家久の策だった。
感想
今回はハーフエルフとラヤード達の戦いの他、シーアン王国の王ルウェン、クセルクセス王アルジュナが登場します。
イーストガーデンは西洋ヨーロッパ風でしたが、シーアンは中国、クセルクセスは中東、イスラム風の国です。
王であるルウェンとアルジュナも方針が真逆で、ルウェンは使える者だけを残す覇王タイプ、アルジュナは人を活かし、活用する王者タイプのようです。
元々、西と南は食料と資源を奪いあう関係だったようで、それぞれの国民も互いに遺恨があるようです。
水と油のような国を、フェイがどのようにまとめ、三国同盟を締結させるのか、いまから楽しみです。
まとめ
強力な兵器を持つ帝国に、三つの国がどう立ち向かうのか、また、帝国が武器をどこまで強化するのか、物語的に気になります。
帝国が近代軍隊のような形になれば、迫撃砲や蒸気機関をつかった列車砲等も登場するのでしょうか。
今後の展開に注目していきたいです。
この作品はとなりのヤングジャンプにて一部無料で閲覧いただけます。
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