漫画

腸よ鼻よ 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:2019年9月16日 更新日:

ハイビスカス
腸よ鼻よ 1

著:島袋全優
出版社:KADOKAWA

美少女漫画家、島袋全優さんの闘病と漫画家デビューの日々を綴ったギャグエッセイ。

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登場人物紹介

島袋全優(しまぶくろ ぜんゆう)
漫画家の卵
バイトと原稿のハードな日々の中、原因不明の難病「潰瘍性大腸炎」が発症。
以降、闘病の日々がスタートする。

第一担当医
全優を最初に診察した医師
GANMA!連載時、コメントで滅茶苦茶叩かれた藪医者。
自分のプライドより、患者の事を考えろ。

Dr.S
全優が転院した病院の医師
セカンドオピニオンを担当した。
モデルは多分、機械の歯車の主人公の人。
3.11の際、東北へ救護活動へ行っていた。
腸カッコいい。

山田
転院先の研修医
研修医だが凄く優秀。
自分研修医ですがが口癖。

全優の家族
父、母、兄、姉の四人。
全員、全優を気に掛けている。
セリフの端々に優しさを感じる。

スーさん
学校での全優の友人
実在の人物では無く、友人達を寄せ集めて創作されたキャラ。
友の為には死ねる女。

あらすじ

学校と原稿とバイトのハードな日々を送っていた島袋全優(美少女)はある時、腹部の痛みを感じる。
だが、原稿やバイトを優先し暫く放置していた。

痛みは治まらず、やがて食事を取ると戻したり、血便が頻発するようになる。
さすがにヤバいと感じた全優は、ブラックなバイトを辞め医者に掛かる。

医者の見立てでは腸炎だったが、三週間たっても症状は改善せず、内視鏡検査を受ける。

検査の結果は、発症原因不明の難病「潰瘍性大腸炎」だった。

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感想

難病を笑いに昇華させた作品です。
彼女が発症したのは一万人に一人という病で、難病特定疾患です。
暗くなりそうな状況ですが、作品は起こる全てをネタに変え全力で笑いを取りにきます。

現在も作品は連載中ですが、体調は不安定なようで度々休載になります。
普通の作家さんなら、サボるなとかコメント欄が荒れそうですが、彼女の場合は体調を気遣う声や、応援コメントで溢れるので見ていて楽しいです。

やっぱ、ディスるより、応援した方が気持ちいいよなとコメントを見ていると感じます。

私はGANMA!のアプリでこの作品を知ったのですが、面白くて一気に読んでしまいました。
続きは読みたいけど無理しないでと思ってしまう稀有な作品です。

まとめ

漫画が面白いのは勿論ですが、作者の島袋さん本人もかなりユニークな人物です。
次にくるマンガ大賞の授賞式の時も閣下のメイクだったし。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この作品はGANMA!(ガンマ)で、無料でお読みいただけます。
作者の島袋全優さんのTwitterはこちら

※イメージはpixabayのkadoyatakumiによる画像です。
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