漫画

へんなものみっけ! 2

投稿日:2019年9月13日 更新日:

鯨 骨格へんなものみっけ! 2 ビッグコミックス
著:早良朋
出版社:小学館

博物館への出向。
最初は乗り気でなかった透でしたが、清棲の仕事を手伝ううち博物館の仕事に魅力を感じ始めます。

余り知られていない博物館の裏側を描いた作品です。

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登場人物紹介

コノハ
コノハズク
怪我をして烏に突かれていた所を博物館に持ち込まれる。
右翼を脱臼して治療を受けたが持ち込まれるまで時間が経過していた為、飛行能力が低下した。
生態研究も兼ねて博物館にて保護飼育される事になる。

堀内
博物館研究員
DNA担当
歴代彼氏の塩基配列をモデルにしたネックレスをしている。
メイクばっちりのイケイケお姉さん。

刺原礼(さしはら れい)
博物館研究員
節足動物担当・コレクションマネージャー(博物館が収蔵している標本の管理者)
眼鏡の理知的な女性、植物担当の立花が好み

ナミ
タコが好きな小学生
博物館が企画した「春の磯観察会」で鳴門と出会う。

千々岩晶(ちぢいわ あきら)
博物館研究員
鉱物担当
生物全般が嫌いで生き物を地表のカビと形容する。
ただ清棲の事は気に入っている。

アンソニー・スミス
寄生虫研究者
学会に出席する為来日した。
鳴門とは知り合いで出会いは海洋調査船。

各話あらすじ

第9話 この子はコノハ
博物館で保護したコノハズクは透と清棲で世話をする事になった。
透は当初の餌の食べ具合から適量を割り出し与えていたが、コノハズクは環境の変化によるストレスから食欲が減退していただけで餌の量は足りていなかった。

コノハズクの様子からそれを見抜いた清棲は、餌をコノハズクに与えながら透に飼育フクロウの最大の死因は餓死だと告げた。

第10話 ミュージアム・ビートル
保管庫を管理するコレクション・マネージャーの刺原から呼び出された透。
刺原は透に保管庫にミュージアム・ビートル(ヒメマルカツオブシムシ)が庫内で確認された事を告げた。

ヒメマルカツオブシムシは標本を食い荒らす博物館にとっては最大の天敵だ。
透は刺原と共に駆除の為発生元の特定を開始した。

第11話~13話 ホエールを掘えーる(その1~3)
博物館が企画した「春の磯観察会」
企画を主導していた鳴門から海岸に埋めた鯨について聞く。

鯨等の鯨類は毎日一頭の割合で浜に打ち上げられる。
ストランディングと呼ばれる海洋生物が海岸に近づき打ち上げられる現象だ。

鳴門は三年前にこの浜で死んだ鯨を埋めたらしい。
彼女としては掘り起こしたいのだが費用面や書類制作、申請の煩雑さ等から手を付けられずにいたのだ。

透は自分も手伝うからとその鯨の掘り出しを鳴門に提案する。

第14話 鉱物は好物です
図書館に父の遺品である鉱物標本を寄贈した男性。
その中に一つ奇妙な物があり出来れば何なのか調べて欲しいという。

それは几帳面な持ち主には珍しくラベルも何も無く、美しい装飾が施された箱に鉱物標本が入っておりその標本をつなぐ様に白いラインが描かれている物だった。

この箱の謎を調べる為、透は鉱物担当の千々岩を訪ねた。

第15話 “Bulbul”ってどんな鳥?
標本をチェックしていた透に来客との内線が入った。
向かった先にはめかし込んだ清棲と鳴門がいた。
二人は学会に出席していた様で来客と言うのはその学会に来ていた研究者の様だ。

来客は外国人の男性で彼は寄生虫を研究しているそうだ。
英語がそれ程得意でない透は少し気後れしながら彼が見たいという「Bush warbler(ウグイス)」の剥製の場所へ案内した。

第16話 翼よ、あれが渡りの灯だ
民家の庭に迷い込んだ猛禽類の一種、サシバを保護した清棲と透。
博物館に戻り獣医の先生に診てもらうと、怪我は無く餌が取れず衰弱していただけの様だ。

ホッと胸を撫で下ろす透だったが、清棲と先生は難しい顔をしている。
二人は渡りまで時間が無いと話した。

第17話 空へ!
清棲と透は、体力の戻ったサシバ連れて保護した際に聞いた「タカの湧く谷」へ向かった。

サシバは無事空に戻り渡れるかどうかは彼次第だ。
感動で少し涙ぐんだ透を他所に清棲は突然走りだした。

何処に行くのか尋ねた透に清棲は峠のてっぺんと答えた。

感想

今回は鯨の掘り出しとサシバの渡りのお話が印象的でした。
骨格標本を得る為に死体を地中に埋めて分解させ骨だけを取り出す。

小型の陸上動物ならいざ知らず鯨程の大物となると作業にも重機が必要です。
掘り出す為の人員も人数が必要で費用がかさむの当然でしょう。

ですが、やはり見上げる程の巨大な生物は存在自体に力がある様に思います。

鯨は残念ながら昔ホエールウォッチングで遠くで潮を吹いていたのを見ただけなので、大きさを感じる事は出来ませんでしたが水族館で見たジンベエザメには圧倒された事を思い出します。

もう一つのお話サシバの渡り、タカ柱は絵を見ただけでも凄さが伝わりました。
上昇気流に乗り渦を巻くように空高く舞い上がるタカの群れ。
実際見たら絶対泣いてしまいそうです。

まとめ

全てのモノにはそうなった経緯があり、手にする何気ないモノにも全て過去がある。

当たり前の事ですが今回読んでいて唐突にそんな事を思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この作品はpixivコミックで、第一話が無料でお読みいただけます。
作者の早良朋さんのTwitterはこちら

※イメージはpixabayのJamesDeMersによる画像です。
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