漫画

虎は龍をまだ喰べない 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

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龍
虎は龍をまだ喰べない 1 ハルタコミックス

作:一七八ハチ
出版社:KADOKAWA

霧深い深山の森の中、龍の少年は真っ白な美しい雌の虎に襲われ……。

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登場人物


碧い鱗の龍
人化した際は碧髪碧眼の少年
独りぼっちの龍の少年。
血は傷を癒し、肉は至極の味、心臓を食らえば不死となるという噂の所為で獣たちから狙われる。


白虎
人化した際は白髪碧眼の美女
龍を狙うが彼が幼かった事で食べる事をやめた。
その後、成長した龍を食べるため行動を共にするが……。

虎の青年
人化した際は短髪で逞しい体つきの青年。
白虎とつがいになる事を望む。
実力的には白虎のほうが上のようだ。

大蛇
毒牙をもつ巨大な蛇
人化した際は下半身が蛇体の女。
食べるために幼い龍を育て、彼に碧童(へきどう)と名前を付けた。

あらすじ

白虎に襲われた龍は飛んで逃げようともがくが、左足に食らいついた白虎の重さに耐えかね地面へと落ちた。

押さえつけ牙を立てる虎の鼻づらに「痛い」と少年の手が当てられる。

「生きたままはやめてよ。殺してからにして」

そう訴えた龍の少年を見下ろし白虎は「まだ子供じゃないか」とつぶやく。
そうして真っ白な虎は白髪の美女へと姿を変えた。

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感想

ツンな少年(龍)と純朴な女性(白虎)の二人による、獲物と捕食者という関係でありながら繋がりを育む、異種族オネショタ漫画。

少年はどうやら過去に親に食われそうになったようで、かなり擦れた性格をしています。
一方の白虎は狩りをして獲物を捕らえ食い、つがいを作り子を成すといった本能に従う生活をしていたようでした。

中国の神話のような人化する獣の存在する世界。
そこで二人は微妙な関係でありながら、行動を共にしていきます。

互いが時折見せる獣の本能が、恐ろしかったり微笑ましかったりして、読んでいて楽しかったです。

まとめ

白虎が美人なんだけど、時折、大きな猫のようでなんだか可愛かったです。
龍の少年、碧童の母親の存在など、色々気になります。

この作品はComicWalkerにて第一話が無料でお読みいただけます。
作者の一七八ハチさんのTwitterはこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのPublicDomainPicturesによる画像です。
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