漫画

へんなものみっけ! 1

投稿日:2019年9月12日 更新日:

オオグンカンドリへんなものみっけ! 1 ビッグコミックス
著:早良朋
出版社:小学館

存在感の薄い市役所職員、薄井透(うすい とおる 26歳)は三年間の博物館勤務を命じられます。
そこには清棲あかり(きよす あかり)という女性研究員がいて…。

余り知られていない博物館の裏側を描いた作品です。

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登場人物紹介

薄井透(うすい とおる)
元市役所職員、26歳
かなでの森博物館で三年間の事務員勤務を命じられる。
無駄を省き作業効率を上げる事では評価が高い。
存在感が薄く人生においてこれといった目標はもっていなかった。

清棲あかり(きよす あかり)
博物館研究員
標本制作、貸出、論文制作他いろいろしてる。
彼女のやりたい事はたくさんの「いたんだ」を残す事。
専門は鳥類・哺乳類。

鳴門律子(なると りつこ)
博物館研究員
海生動物担当
面倒見の良い姉御肌の女性

辰巳(たつみ)
博物館研究員
海生動物担当

立花(たちばな)
博物館研究員
植物担当
警察に協力して捜査資料の同定(遺留品や痕跡等の特定作業)を行っている。
しかし既に引退している立花は植物の世話に専念したい模様。

各話あらすじ

第1話 この出会い、運命カモシカ?
博物館への出向を命じられた薄井透は、初出勤の日バイクで通勤中にカモシカの死体を担いだ女性と出会う。
女性はちょっと乗せてってと軽い口調で透に頼む。

強引に押し切られる形で彼女を乗せ向かった先は、透の出向先「かなでの森博物館」だった。

女性の名は清棲あかり。
この博物館の研究員だった。

第2話 飛ぶ苦労を探すクロウ
ぶり縄(杉の枝打ち職人が使う木登り方法 二本の棒とそれを繋いだロープを使い、足場を作って木を登る)を使い清棲が木を登っている。
予想外の身軽さで清棲は木を登り枝を伝って何かを探している。

事の起こりは彼女のアシストをしていた研究員が限界を訴え、彼の代わりに透が食料のバナナを持っていく事になった事だった。

そのまま、なし崩し的に彼女をアシストする事になったのだ。
彼女が探していたモノ、それはフクロウの赤ちゃんだった。

第3話 深海魚を採取シナサイヨ
職員として博物館の事をもっと知りたい。
そう思った透は磯調査に参加する事にした。

調査を主導していたのは鳴門と辰巳という面倒見のいい優しそうな二人の研究員だった。

透は清棲以外の研究員はまともそうで良かったと少しホッとするのだった。

第4話 ケッキョク南極
桜の季節、博物館でもお花見が行われる事になった。
予算が余りなく不安を感じる透だったが、集まった研究員やその家族が持ち込んだ食材や飲み物で会場は溢れる事になった。

お花見は大盛り上がりで、研究員たちはそれぞれの分野について熱く面白おかしく語っている。

透はそんな彼らを見ながら自分にはあんな風に語れる事はないと少し寂しさを感じる。

第5話 咲きまじる花はいずれとわかねども
博物館に刑事が訪ねて来た。
博物館には多様なサンプルが保存されている為、警察が遺留品や痕跡の同定を頼む事もある。

透は遺留品の同定を依頼された立花のもとへ刑事達を案内する。
立花がいるという屋上は植物で溢れていた。

第6話 幻の大ツバメ
台風で閉館した博物館、だが何人かの研究員は帰るタイミングを逃し博物館に残っていた。
そんな中、透は清棲に明日の午前五時にガレージに来るよう告げられる。

他の研究員の話では清棲は台風の後にだけ現れる全長二メートルの大ツバメを探しているらしい。

第7話 ツバメの神様に願いを
まだ小学生の頃、その頃から鳥の骨や糞等を採取していた清棲はクラスに馴染めず一人ぼっちだった。

そんなころ、一人台風のあとの砂浜を歩いていた時出会ったのだ。
二メートルを超える大きな鳥とふしぎなおじさんに。

おじさんは鳥を「ツバメの神様」だと言った。
清棲はその神様に、仲間外れになんか負けないと叫んだ。

その後、話の流れでおじさんが死体を集めているのは剥製にして博物館に取っておくためだと知った。

「そいつがいたって証拠残せんのは俺だけだ」

「私もなりたい、博物館の人になれる?」と問う清棲に彼は「知らん」と突き放す。
だが続けてこんな楽しい仕事他には無いと満面の笑みで答えた。

彼の言葉で幼い清棲の夢は決まった。

第8話 千客万来、珍客到来!
山間に拓けた小さな町「奏山市」その町にある、かなでの森博物館では年に四回の特別展に向けて研究員も職員も総出で準備に当たっていた。

そんな中、一人の男の子が烏に突かれていたという動物を持ち込んだ。

彼が持ち込んだ動物は右翼を脱臼したコノハズクだった。

感想

博物館には普段行く機会も無くぼんやりと剥製や化石、植物や昆虫などの標本を展示しているぐらいのイメージしか持っていませんでした。

この作品を読んで、裏側ではこんなに沢山の事をしていたのかと初めて知る事が出来ました。

動物園の目的が種の保存というのは何かで読んだ事がありますが、博物館も同様に動物の生態や行動、生息範囲等、事細かに記録研究しています。

誰かが残しておいてくれた記録や標本があるから今現在絶滅してしまったモノたちを知る事が出来るのだとあらためて感じました。

まとめ

テレビなどで目にした事のある生き物の生態などが描かれ、知っているつもりで知らなかった事が沢山出て来る作品です。

台風により運ばれてくる鳥がいるなんて想像もしていませんでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この作品はpixivコミックで、第一話が無料でお読みいただけます。
作者の早良朋さんのTwitterはこちら

※電子書籍版はカバー下のぶり縄講座が、収録されていないようです。

※イメージはpixabayのsabin urcelayによる画像です。
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