ソウナンですか? 5 ヤンマガKC
原作:岡本健太郎
漫画:さがら梨々
出版社:講談社
山賊ダイアリーの岡本健太郎さん原作のサバイバル漫画。
寝る場所やテーブル等、島での生活も少しづつ豊かになって来た四人。
今回はその四人が暮らす島に、台風が襲来します。
各話あらすじ
Case.55 むつの日記帳
むつは島で見つけたメモ帳の、使っていないページの使用許可を求める。
彼女は自分たちの日々の暮らしを、メモ帳に綴っていこうと考えたのだ。
Case.56 散る散る満ちる
夕焼けの赤さから、台風の存在を察知したほまれ。
移動は明日にして、その日は眠る事にしたのだが、目覚めると台風は間近に迫っていた。
Case.57 密着カルテ
台風は島を直撃し、ほまれ達は退避場所として、廃屋近くの井戸を改造しシェルターとして使う事にした。
Case.58 Ghost in the well
なんとか台風をやり過ごした四人だったが、台風の爪痕は大きかった。
雨による土砂崩れで、大きな木まで流されていた。
その木の倒木からむつを救ったほまれは、逃げ込んだ井戸に閉じ込められてしまう。
Case.59 むっちゃんがんばる
自分を助けた事で、閉じ込められたほまれを救う為、むつはほまれの提案と数学の知識を使い、井戸に脱出口を作ろうと奮闘する。
Case.60 しおんはロープワークを覚えた!!
台風は彼女達が作った物をことごとく破壊した。
しかし、失う物ばかりでは無く、得たモノもあった。
ビニールシート等、島に無かった物も運んできてくれたのだ。
Case.61 酸素はキスに含まれない
なんとか寝床を確保した四人。
水も手に入れ、残す問題は食料だけだ。
野草や木の実の採取を提案するしおんに、アスカは肉がいいと駄々をこねる。
Case.62 カモカモカモの女
アスカの頑張りで、カルガモを捕らえる事が出来たアスカとほまれ。
躊躇無くカモを絞めたほまれに、アスカは殺すと、もやっとしないか尋ねる。
ないな、生きるためだと答えたほまれに、アスカは冷たいモノを感じる。
しかし、風で飛び散った羽毛に対し、ほまれが言った小鳥が巣に使うし、無駄になる事は無いという言葉で、命の繋がりを感じるのだった。
Case.64 ある婦女子の受難
最低限の生活基盤は手に入れたとはいえ、壊れた物は多い。
食事を終え、動き始めた三人を見て焦ったむつは、急いで食べようとして、木の実を喉に詰まらせてしまう。
Case.65 わたしにもできるかしら
竹も集まり、台風で壊された屋根を作る事にしたほまれ達。
しかし、食料調達にも人手は必要だ。
どうすべきか悩んでいると、しおんが食料を調達すると言い出した。
Case.66 ほまれの決断
島での生活にも慣れ、次は農業や土器かと考えていたアスカは、違う自分たちは遭難していたのだという事を思い出した。
待つ事しか出来ないと言うむつに、アスカはイカダでの脱出を提案する。
感想
彼女達四人の島での暮らしも、一か月になろうとしています。
今回は台風の訪れで、四人が作ったあらゆる物は破壊されてしまいました。
文明の中で暮らしていても、台風などの、人の太刀打ちできない天災は甚大な被害をもたらします。
ましてや、十分な工具も資材も無い中、作った物などひとたまりもないでしょう。
そんな中でも、ほまれを中心に暗い気持ちに引きずられる事無く、四人はたくましく生活していきます。
個人的な感想ですが、しおんのロープブランコはやり過ぎだと思いました。
面白かったけど。
まとめ
今巻のラストで、ほまれはある大きな決断をします。
彼女の決断の結果がどうなるのか、次巻が楽しみです。
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