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ロードス島戦記 誓約の宝冠 1

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霧の森ロードス島戦記 誓約の宝冠 1 角川スニーカー文庫
著:水野良
画:左
出版社:角川書店

呪われた島ロードス。
そう呼ばれた島も幾多の戦乱を経て、ようやく平和を手に入れます。

この物語は、その最後の戦い「邪神戦争」からマーモの国王スパークが帰還し、六つの国の王とロードスの騎士だけが出席を許される国王会議のシーンから始まります。

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主要登場人物

ライル
マーモ王国の第四王子
ロードスの騎士パーンに憧れる少年
来る戦乱に向けて、ディードリットを探す旅にでた

ノーラ
ライルの従者
盗賊ギルド所属
少年のようだが実は少女
ライルを兄貴と呼び慕っている

ヘリーデ
魔獣使いの少女
ライルを溺愛している
彼女の母親がライルの乳母であった為、ライルにとっては姉の様な存在
魔獣使いだけでなく魔術の心得もある

クリード
マーモ王国の第一王子
暗黒神ファラリスの神官
ファラリスの教義「汝の為したいように為すがよい」を体現している人
悪人では無く、本当に自分のしたい事をしているだけの自由人

ローザ
マーモ王国の第一王女
小ニースの生まれ変わりと言われているマーファーの司祭

アルシャー
マーモ王国の第二王子
ファラリスの神官になった兄に変わり、実質国を治めている
なんか色々キャラの濃い兄弟の中で、唯一薄味な人
一番の苦労人かも

ザイード
マーモ王国の第三王子
マーモの王族で一番、頭が切れると評判の人
頭脳派だけど戦闘もこなせるイケメン

イリサ
マーモ王国の第二王女、近衛騎士隊長
マーモ王家では唯一の既婚者
配偶者は王家の武術師範役のハレック
ライルの剣の師匠

ビーナ
マーモ王国の第三王女
フレイムの第二王子、パヤートと縁談が持ち上がっていた

ディアス
フレイムの第一王子
カシューの血を色濃く受け継いでいる。

パヤート
フレイムの第二王子
兄ディアスを支える事に重きを置いている

テューラ
フレイム軍に傭兵として参加した魔術師
粗野な傭兵から身を守る為ザイードに近づく

ラジブ
戦神マイリーの司祭
ザイードに勇者の資質を見出す

ディードリット
ロードスの騎士の伴侶
今はカノンの北に広がる帰らずの森で、ひっそりと暮らしている

リーフ
マーモの闇と光の森の境界を守るハーフエルフ
マーモの建国王スパークの仲間の一人

あらすじ

ロードス島の六つの王国の王と、ロードスの騎士のみ出席を許された国王会議。
そこでは六つの国の不可侵条約が結ばれようとしていた。

その会議に大賢者ウォートが現れる。
条約について疑問を投げかけるウォートに、パーンはもし戦争が起れば自分がそれを止めると宣言する。

ウォートは、パーンであれば出来るだろうと認めるが、彼の存在も永遠では無いと口にする。
パーンもその事は分かっていた。
彼は自分がいなくなっても、戦乱の時代にはロードスの騎士が現れる答えた。

ウォートはパーンの事は信用しつつも、保険だと六つの宝冠を差し出し、この宝冠を被れば、魔術的な同盟関係が結ばれると王達に告げた。

スパークは、古代王国の遺産である宝冠に強い危機感を感じたが、カシュ―はそれを率先して被り、他の王達もそれに続いた。

そして百年後、ある王の死が、再びロードスに戦の炎をもたらす。

感想

パーンたちの活躍で、ようやく平和を手に入れたロードス島でしたが、一人の男の野心がロードス全土を巻き込む戦乱を生み出します。

過去のシリーズで活躍した人々は、大半がこの世を去っていて残っているのはディードリットやリーフ等の長命な人物だけです。

百年という月日が経っている為、パーンやカシュ―、スパークの事は伝説として伝えられています。
この作品だけ読んでもいいのですが、シリーズを知っておけば、面白さは何倍にも膨らむと思います。

唯一残念な点は、大好きなアシュラムとピロテースは二人とも、クリスタニアで頑張っているので、この作品に登場する事は決して無いという事でしょうか。

まとめ

今になってロードス島の物語の新作が読めるとは思っていませんでした。
今更なぁと思いながら手に取った作品でしたが、ページを開けば止まる事が出来ず、あっという間に読み終える程、面白かったです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはpixabayのMonikaPによる画像です。
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