はぐちさん 4 フィールコミックス
著:くらっぺ
出版社:祥伝社
日々の生活にお疲れ気味な女性「八千代」と無理すれば、なんにでもなれる不思議な生き物「はぐち」の生活の記録。
この巻ではじゅみょうの不思議な力と、引っ越した女の子茉理のお話が収録されています。
登場人物
じゅみょう
芙蓉と一緒に暮らしている謎の生き物
黒い体でウサギの耳の様な器官と嘴を持つ
人見知り、不器用、引きこもり
なんでも壊せる
茉理
はぐちが大好きな小学生
今回は引っ越した先で少し事件が…
おじいちゃん
ラジオ体操が上手
終わった夏に想いを馳せる
長編 あらすじ
黒が好き
洗濯をお手伝いしたじゅみょうだったが、白い服を嫌い、黒い服ばかりを優先し洗濯してしまう。
その為、芙蓉は大学に黒コーデで行くことになるのだが…
江の島観光
夏のある日、八千代とはぐちは涼を求め、江の島へ海水浴に向かった。
しかし、八千代の食欲と観光欲が刺激され、先に色々見て回る事になる。
じゅみょうの力
外に出ようとしないじゅみょう。
芙蓉は八千代とはぐちの様に、自分たちも一緒に出掛けたいと思っていた。
そんな時、芙蓉が風邪をひいてしまう。
じゅみょうは薬を求めて、雨の中アパートを飛び出した。
茉理ちゃんの恋
転向した茉理は授業に身が入らず、成績を落としてしまう。
夏休み、担任の先生との補修を指示された。
彼女の母と猫のミーは、彼女が先生に恋をしているのではと考えるが…。
夏の弔い
季節が変わり、八千代を始め周囲の人々は少し寂しそう。
はぐちはそんな彼らを見て、夏を弔おうと言い出す。
フィギュアと花
食玩にハマった八千代。
毎日せっせと購入するが、目当ての物は中々出ない。
一方、はぐちは近所の人にもらった花を育て始める。
感想
今回は夏の話が多く収録されています。
その中でも特に茉理ちゃんの話がとても良かったです。
小学生の頃の教師への想いは、純粋な恋というよりも大人への憧れも多分に含まれている気がします。
しかし、茉理、黒瀬、ユキの三人は憧れでは無く、真剣に恋をしてるなぁと感じました。
巻末にはおまけとして、はぐちの過去が描かれます。
読むと一巻冒頭の「世界中を旅して回ったが、ここが良いです」というセリフの重みを感じます。
最後に四巻で好きなセリフ
「お前の着る白だけは好きだ」
まとめ
今回は長編が多く収録されていました。
線香花火、久々にやってみたくなりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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