ゴールデンゴールド 4 モーニングKC
作:堀尾省太
出版社:講談社
フクノカミの力を削ぐために、黒蓮は琉花に島を離れる事を提案します。
その為には彼女の親の協力が必要と、黒蓮は琉花の母親にフクノカミの事を全て打ち明けます。
あらすじ
黒蓮から話を聞いた琉花の母は、その荒唐無稽な話を女子高生を装っている、自身のツイッターに投稿した。
ツイッターの投稿は刑事の酒巻の知る所となり、彼は琉花の母親を訪ねる。
酒巻と母の出会いは、彼女を島に向かわせた。
向かった家でフクノカミと遭遇した母親は、琉花と黒蓮の話が嘘ではなかったと知る。
その事で琉花が島を離れる話が、具体的に進む事になる。
またフクノカミは祈りを全て自分に向ける為、人々の心から神社や先祖に対する敬いの心を奪っていく。
徐々に変わっていく人々。
その中には琉花の想い人である及川も含まれていた。
及川を呼び出し、福山に帰る話をした事が切っ掛けで、琉花は及川が変化している事に気付く。
琉花は彼を放っておけず、島に残る事を母と黒蓮に告げた。
感想
今回は、寺の敷地に琉花が入った事で、酷く弱っているフクノカミの姿が描かれました。
寺に入ると琉花も及川も、フクノカミの影響下から抜けるようです。
という事はフクノカミは、妖怪なのかなと考えてしまいました。
人の心を操り、祈りを自身に集中させ肥え太る。
最終的な目標は島を発展させ、アニメイトを作り及川を島に留める事なのでしょうが、なんというかその人を操る行為が酷く醜悪で、忌避感を感じます。
まとめ
フクノカミは町子を筆頭とした島民を操り、島の経済を発展させていきます。
その事自体は悪では無いように思うのですが、気味悪く感じるのは正当な努力の結果ではないからでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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