風都探偵 13 ビックコミックス
脚本:三条陸
作画:佐藤まさき
原作:石ノ森章太郎
監修:塚田英明
クリーチャーデザイン:寺田克也
出版社:小学館
仮面ライダーWの正統続編。
テレビシリーズのその後を描く作品です。
登場人物
玄道修一郎(げんどう しゅういちろう)
ガイアメモリ特殊研究施設所長
眼鏡ツーブロックで鋭い目つきの男。
警察署の地下に作られた施設では、回収されたガイアメモリの研究管理がされており、膨大な数のガイアメモリが保管されている。
我那覇祥子(がなは しょうこ)
ガイアメモリ特殊研究施設職員
肩口ショートの巨乳美女。
施設で働く女性たちのリーダー。
メモリの能力の研究に関して群を抜いている。
リィナ・グレースト
ガイアメモリ特殊研究施設職員
金髪ポニテで前髪ロールな美女。
生物学的見地から、メモリの適合率や肉体への影響を測定するエキスパート。
後藤留美子(ごとう るみこ)
ガイアメモリ特殊研究施設職員
黒髪お団子前髪ぱっつんの小柄な女性。
メモリの電子解析の専門家。
銀野真希(ぎんの まき)
ガイアメモリ特殊研究施設職員
ショートカットの女性。
元警察官でメモリの移送やドーパント事件の現場の物証調査等、メンバーのサポートがメイン。
交通機動隊員だったが、ドーパントにより怪我を負い隊を離れた。
職員たち四人は全員、メモリにより心に傷を負っている。
あらすじ
照井竜(てるい りゅう)に呼ばれ、風都署に設立されたガイアメモリ特殊研究施設を訪れた祥太郎達。
風都署の地下に作られたそこには所長の玄道のほか、四人の美女が犯罪に使われたガイアメモリの解析を行っていた。
彼女たちは全員、照井を慕っているらしく施設はハーレム状態となっていた。
そんな場所に祥太郎たちがやって来たのは、照井の依頼で過去に彼らが解決した事件に使用されたメモリの再調査と研究への協力のためだった。
しかし、それは表向きの理由であり、真の目的は所員の中にいるだろう裏風都への協力者のあぶり出しだった。
ときめをさらった出紋大騎(でもん だいき)。
彼のアジトから押収されたメモリの中に先の事件で使用されたシザーズも存在していた。
しかし、照井が所員の一人、我那覇祥子と保管庫に入った時、シザーズは既に失われていた。
地下の重厚な金属で覆われた保管庫。
裏風都からの潜入は出来ず、開けるためには構成員の生体認証が必要であり、開けられるのは祥子の他、三人しかいない。
今回の祥太郎たちの仕事は、四人の美女の誰が裏切者なのか、それを突き止めることだった。
感想
今回は仮面ライダーアクセル、照井竜からの依頼で風都署内に作られた地下研究施設で働く四人の美女の調査と、照井に歪んだ執着を見せる風都幹部、五条一葉(ごじょう かずは)ことスクリームとの戦いが描かれました。
今回はその中でもスクリームの攻撃で傷つき、致命傷を負いながらも立ち上がったアクセルが印象に残りました。
仮面ライダーアクセルこと照井竜は作中、不死身の男として描かれています。
ただ、彼は無敵な訳では無く、スクリームのような強敵相手には苦戦し倒れることもあります。
しかしそんな時でも彼が考えていたのは、仲間の事、愛する妻の事でした。
保身を考えず、守るべき者のために体を張って戦う。
そんなヒーローを地で行く照井竜がすごくカッコよかったです。
まとめ
今回のラスト、アクセルと戦い全てを失った一葉をときめは拾います。
裏風都の幹部だった一葉が何を語るのか。
それに対し裏風都のボス、万灯はどう動くのか。
次も読むのが楽しみです。
作画担当の佐藤まさきさんのTwitterはこちら。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。