ゴールデンゴールド 2 モーニングKC
作:堀尾省太
出版社:講談社
フクノカミの力で、祖母が営む商店も、十年客の来なかった民宿も繁盛し始めました。
登場人物
岩奈(いわな)
寧島でスーパーを経営している男
くせ毛眼鏡のおじさん。
琉花(るか)の祖母、町子(まちこ)の商店兼民宿が突然景気が良くなった事で危機感を抱く。
ハルオ
町子がオープンさせたコンビニで働く男
神月神那女
人気声優
コンビニのオープニングに呼ばれ、一日店員として働いた。
及川は彼女の大ファンのようだ。
梶刈(かじかり)
岩奈に頼まれコンビニに嫌がらせを行う
金髪刈り上げおじさん。
巨大甲殻類
フクノカミが呼び寄せた謎の生き物
人に何か注入し本音を引き出す。
あらすじ
商店はコンビニに、民宿はとなりの家を買いそこを別館に。
琉花の祖母は次々に商売の手を広げていく。
琉花はその行動力に戸惑いながら、琉花は学生生活を続ける。
そんな折、島で唯一のスーパーを営む、岩奈が店に現れた。
彼は最近、羽振りのいい早川商店を偵察に来たのだ。
コンビニに建て替える話を聞いた岩奈は、祖母にコンビニのデメリットを語り、思い直すよう言うが、祖母はそれに反論し考えを変えるつもりはなさそうだ。
一方、因島でフクノカミについて調べていた黒蓮は、その正体が分からない事に憤り、鬱憤をぶつける為、同じ経験をし、仕事の為、東京に戻った担当の青木に電話を掛ける。
フクノカミについて話すが、青木はその事を覚えていなかった。
黒蓮は小説が進んでいない事への当てつけと勘違いするが、実はそうでは無く、彼の記憶からはフクノカミの事がすっぽりと抜けていた。
そして一部の反対を無視して、島で初となるコンビニが開店した。
感想
琉花の祖母、町子がフクノカミに操られているのか、自分の意思でフクノカミに迎合しているのか、まだまだ謎は多いです。
そもそもフクノカミが妖怪なのか、宇宙人なのか、目的は、さらにあのデカくて気持ち悪い生き物はと謎は増えるばかりです。
謎が解明されて欲しい気持と、解れば終わってしまう、それは嫌という気持ちが混在し、ジレンマを感じてしまいます。
まとめ
フクノカミの影響は、どんどん大きくなっているようです。
あの生き物と波長が合う人と、合わない人の違いは等と考えてしまいます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この作品はモーニング公式サイト「モアイ」で一部無料でお読みいただけます。