ブルージャイアントシュプリーム 8 ビッグコミックススペシャル
作:石塚真一
出版社:小学館
ジャズプレイヤー、宮本大の軌跡を追った作品です。
大が一時バンドを離れた為、イベンター、アーサーがNUMBER FIVEに送ったのは、大と同年代のイギリス人プレーヤー、アーネストでした。
彼は大の復帰を待つメンバーに、彼の何がそんなにいいのか尋ねます。
あらすじ
大の魅力、それはメンバーも明確に言葉にする事は出来なかった。
アーネストは素晴らしいプレーヤーだ。
パワーは大と変わらずパワフルだし、テクニックで言えば彼の方が上だ。
だがメンバーの全員が大を選んだ。
つまりアーネストは、魅力で大に及ばないという事だ。
彼はその事をユーモアを交え嘆く。
そんな時、ガブリエルの携帯に連絡が入る。
大が帰ってくる。
その報告にメンバー三人は喜び、選ばれない自分に頭を抱えた。
次のライブへの移動中、ガブリエルの宇宙船(車)が故障した。
ライブ会場までは150キロ。
一行が話し合っていると、ガブリエルの携帯が鳴る。
大の飛行機が予定より早く着いたため、ライブに間に合うかもしれないというのだ。
ハンナの提案で、大につないでもらう事にして、一行は車を修理してライブ会場へ向かう事になった。
会場に着いた一行はクラブハウスに入る。
メンバー全員が選ぶ大という男が、一体どんなプレーヤーか見てやろうと、上から目線で考えていたアーネストは、ドアを開けた瞬間その音に圧倒された。
会場全体が大が出す音で揺れている。
アーネストは彼の演奏を聴き、ニヤリと笑った。
感想
今回、大とアーネストは二人並んでステージに立ちます。
印象的だったのは、演奏が終わった後の場面でした。
アーネストは複数の人に囲まれ、演奏が素晴らしかった事や出身等を聞かれます。
一方、大は一人の青年にありがとうと言われ、固い握手を交わしていました。
勝手な印象ですが、アーネストを囲んだ人たちは離れる事があるでしょうが、大と握手を交わした青年は、一生彼から離れない気がします。
一度、大のサックスに魅了されると、彼以外の音では満足できない。
なんとなくそんな気がしました。
まとめ
今回は後半、ハンナが以前所属していたモーレン5と、同じハコの地上と地下でライブを行う事になります。
まぁとにかく、スカッとしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。