ブルージャイアントシュプリーム 6 ビッグコミックススペシャル
作:石塚真一
出版社:小学館
ジャズプレイヤー、宮本大の軌跡を追った作品です。
ベルリンでの失敗の後、ボリスの甥、ガブリエルとツアーに出た大達。
ツアーに出て初めてのライブは、観客の拍手で幕を閉じました。
あらすじ
ライブの様子を撮影していたガブリエルは、客からバンド名を聞かれる。
名前が無ければ宣伝のしようが無い。
ガブリエルは大達にバンド名を尋ねるが、ベルリンでのライブやその後、突然のツアー開始等でバタバタしていた彼らは、バンド名を決めていなかった。
大は移動中に聞いた曲、ベートーヴェンの交響曲、第五番「運命」から取って「NUMBER FIVE」にしようと提案。
ラファはNUMBER FIVEでもいいが、ジャズのバンドはリーダーの名前を付けるのが普通だと言う。
候補は五つ。
メンバーの名前を冠した四つと、ただのNUMBER FIVE。
始めにラファが、自分は組む時、一度躊躇したし最後に入ったからと辞退。
次にハンナも自分が今日ステージに立てたのは大のお蔭だと自分の名前を消した。
ブルーノは誰のサイドマンにもなりたくないと、ただのNUMBER FIVEを推した。
最後に大も、誰の名前も付けないNUMBER FIVEを推した。
続けて四人全員が納得した時、自分の名前を付けようと提案した。
大の言葉にブルーノは最高にフェアだと手を叩いた。
こうして四人のバンド名は「NUMBER FIVE」に決定した。
感想
運命。
出会うべくして出会った四人。
現実でも大成功する物には、運命としか思えない様なエピソードが多くあります。
後から考えれば、よくそんなメンバーが集まったなと思える物には、なにか不思議な力が働いている気がします。
ジョンとポールが出会った様に、才能には魅かれ合う力があるのかもしれません。
まとめ
今回はバンド名も決まり、大達は本格的に活動を開始します。
ブルーノのピアノ連弾、そして物語はオランダでのフェスへと続いていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。