ブルージャイアントシュプリーム 5 ビッグコミックススペシャル
作:石塚真一
出版社:小学館
ジャズプレイヤー、宮本大の軌跡を追った作品です。
ピアニスト、ブルーノが書いた曲に、大は待ったをかけました。
理由は曲がジャズファンに向けて書かれているから。
彼は自分たちの音は、もっと広いと語りました。
あらすじ
ブルーノに倣ってバンドの為に新しい曲を書いた大。
彼は皆にこの曲は一人の時に聴いて欲しい、その上で感じたイメージを持ち寄って曲を完成させたいと語った。
その後、大はプレーさせてくれる店を探し、ベルリンを巡る。
だが音源も無く、無名な彼らに演奏させてくれる店は中々見つからない。
更にブルーノの悪名もベルリンではネックとなっていた。
また、ラファも大のバンドに入る為、入っていたオファーをかなり強引に断った事で評判を落としていた。
それぞれが一人で大の送った音源を聴きながら、曲のイメージを膨らませる。
そして大は、一軒の店で交渉した結果、実際に音を聴いて判断すると店主に言わせた。
大はもし演奏がよかったら、ライブしてもいいという店主に、金欠気味の大は追加で、カウンターに置かれていたピザを一切れ下さいとお願いした。
演奏後、カウンターでピザを食べる大を、彼の前に演奏していた三人が驚愕の目で見ていた。
感想
大はベルリンで、バンドを組んで初めてのライブを行いました。
ネタバレを言えば、結果は惨憺たる物でした。
ですが失敗したからこそ、そこから学ぶ物も沢山ある様に思います。
もしあそこで成功していれば、悩むことも無く、バンドの問題点が浮き彫りになる事も無かったでしょう。
何度失敗してもいい、そこからどう変えていくかが一番重要な気がします。
まとめ
ベルリンでの失敗の後、四人はボリスの甥、ガブリエルに連れられヨーロッパを巡るツアーに旅立ちます。
ツアーは彼らを磨き、その音を更に高めていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。