ブルージャイアント 2 ビッグコミックススペシャル
作:石塚真一
出版社:小学館
大はこの巻で師匠である由井と出会います。
その事で大は、ジャズの基本を学ぶ事が出来ました。
あらすじ
大の初めてのステージは散々な物に終わった。
しかしその事が大と、師匠である由井との出会いの契機となった。
彼との出会いはそれまで我流だった大の音に、基礎となる土台を作った。
基本を学び、一日も休まず吹き続ける大。
友人の転向、バイト先の店長との別れ、想いを寄せる女性とのふれあい。
様々な事が大のサックスに音を加えていく。
感想
この巻では大の師匠、由井の言葉が心に残りました。
彼はレッスンプロだけあって、凄い技術の持ち主です。
しかし彼は言います。
上手いプレイヤーは沢山いるし、自分の音でも感動まではいける。
でもそこまでだ。
大の音は人を圧倒できる。
音楽は門外漢ですが、それでも上手いを超えた何かがあるのは漠然と分かります。
プロと呼ばれる人達は高い技術に加え、その何かを持っているのでしょう。
だから人は感動を超えて、圧倒され涙を流すのだと思います。
まとめ
この巻で登場する由井のお蔭で、大はサックスの基礎を学ぶ事が出来ました。
何事も基礎のあるなしでは、安定感が違うように思います。
どんなに崩しても芯がしっかりしていれば成立するし、逆にそれがないと表現がおかしな方向へ向かっても、気付かないし気付けない気がします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。