風都探偵 5 ビックコミックス
脚本:三条陸
作画:佐藤まさき
原作:石ノ森章太郎
監修:塚田英明
クリーチャーデザイン:寺田克也
出版社:小学館
仮面ライダーWの正統続編。
テレビシリーズのその後を描く作品です。
あらすじ
ときめの持っていたガイアメモリー。
それは翔太郎が選んだメモリーと同じジョーカーだった。
自分と裏風都の関係について悩むときめに、翔太郎は辿り着いた真実が良くなくても、受け止めて次に進むだけだ。
みんなで。と話す。
翔太郎の言葉にときめは笑みを浮かべた。
彼女と二人、依頼人のもとへ向かう翔太郎。
依頼人は小学生の女の子、りつかだった。
依頼は祖父の捜索。
彼女の家は工業製品の部品作りの工場を営んでいる。
小さな町工場だがその技術は高く、大企業や海外からの発注もあるほどだ。
そこに一人の男が部品の制作を頼みに来たのが、事の起こりだという。
男が広げた図面を一目見ただけで、りつかの父玲一には無理だと思った。
しかし図面を見た祖父の廉太郎は仕事を受け、わずか二ヵ月で試作品を完成させた。
そしてその後、完成品を納品に行き行方不明になったのだという。
りつかは依頼者の男が怪しいと涙ながらに訴えた。
彼女は依頼者が初めて工場に来た時、帰る男の後を追いかけたのだ。
しかし男の姿は袋小路で忽然と消えたらしい。
りつかの涙を止める為、翔太郎たちは調査を開始した。
感想
今回事件に巻き込まれたのは、技術者の老人でした。
彼はある事について、強い後悔を持っています。
後悔するだけでは前には進めませんが、彼は二度とそんな事が起きないようにと、自ら危険に飛び込みます。
後悔を礎にして、先に進もうとする強い意思。
それを今回のエピソードでは感じました。
まとめ
今回の敵役、二階堂守のキャラクターデザインは、完全にフレディ・マーキュリーでした。
また刃野刑事やウォッチャマン等は再現度が高く、読んでいると声が聞こえてくる気がします。
作画担当の佐藤まさきさんのTwitterはこちら。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。