キャンディ&シガレッツ 4 ヤンマガKC
著:井上智徳
出版社:講談社
COPPELIONの作者の描く、元SPの老人と暗殺者の少女の物語。
あらすじ
美晴は無双の暗殺に失敗。
そのまま拉致され、イタリアに運ばれた。
そこで雷蔵の孫、正太の命と引き換えに仕事を無双から依頼される。
無双の依頼はマフィアのボス、ファルコーネを消す事だった。
美晴はファルコーネとセルビア人の取引に便乗し、ファルコーネの取引場所のレストランへ侵入する。
ファルコーネに銃を突きつけた美晴の前に現れたのは、美晴に暗殺の仕方を教えたレムという青年だった。
感想
今回はイタリアの孤島の城、臓器売買、そして無双を追ってアメリカへという流れで物語は展開します。
アメリカ編では雷蔵は自分の美学に美晴を付き合わせ、レンタカーはオープンのクラシックカー、泊まるのも安いモーテルと徹底しています。
アメ車には映画の影響で憧れはありますが、知り合いから聞いた話で日本には合っていないと感じました。
その人は仕事でアメリカに行っていたのですが、その間、古いアメ車に乗っていたそうです。
アメリカの真っすぐなハイウェイを飛ばすのは、大変心地よかったと言っていました。
それが忘れられず、日本に帰ってその車を手に入れたのですが、日本の道はカーブの連続で、サスペンションが緩いその車はまるで船の様に揺れたそうです。
運転しているにも関わらず酷い車酔いになって、乗り続けるのを断念したと話していました。
(サスペンションを固めればいいという話でしょうが、その人が求めていたのは、ハイウェイを走った時の感覚なので、フワフワサスじゃないと意味がないのです。)
車もバイクもその土地に合った様に作られているんだなぁと、その話を聞いた時には思ったものです。
まとめ
イタリアからアメリカに舞台を移し、美晴もシカゴ・タイプライター(トンプソン・サブマシンガン ギャング映画とかに出て来るドラムマガジンのついたアレ)を持っていたりしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。