キャンディ&シガレッツ 2 ヤンマガKC
著:井上智徳
出版社:講談社
COPPELIONの作者の描く、元SPの老人と暗殺者の少女の物語。
あらすじ
小学生でありなが凄腕の暗殺者、美晴。
彼女とSS機構が狙う最大の目標は無双三郎。
「大いなる絆」と呼ばれる裏組織のボスだ。
その力は政財界に浸透し、影のボスとして君臨している。
美晴を放っておけない雷蔵は、仕事を続ける事に決めた。
二人に舞い込んだ次の仕事。
写真は都知事の沖田麗子だった。
彼女は都のごみ処理施設の汚染問題を、当選してすぐに公表した。
雷蔵はSS機構の上司である絹目に何故、麗子なのか尋ねる。
SS機構の標的は無双三郎のはずだ。
絹目は言う。
無双はこの十年、ずっと姿を隠している。
隠れているならあぶり出せばいい。
これはその布石だと。
感想
今回はSS機構の眼鏡美女、絹目の過去が語られました。
私が感じた第二巻のテーマは家族でした。
この作品で描かれる家族。
雷蔵はシングルマザーの娘と病気の孫を抱えています。
美晴は弁護士である父が無双に近づきすぎた為、家族を消されました。
絹目は不倫の末、本妻を選び自分たちを捨てた父に複雑な感情を抱いています。
三者三葉ですが、雷蔵の優しさが三人の仲間として繋がりを強めている様に感じます。
あとどうでもいいですけど、リンゴ大好きな殺し屋、マグリットはブリーチしてるのに、あんなにリンゴ食べて大丈夫なんですかね。
凄く歯に挟まりそう。
まとめ
終盤ギターケースを持って歩くシーンはエル・マリアッチやレザボア・ドッグスみたいでした。
黒スーツと殺し屋の組み合わせは鉄板ですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。