漫画完結作品

WaqWaq ワークワーク 第四巻 あらすじ・感想

投稿日:2019年6月28日 更新日:

緑と水WaqWaq ワークワーク 4 ジャンプコミックス
著:藤崎竜
出版社:集英社

最後の護神像スプンタ・マンユ(能面小面・六本腕)を操る防人は三賢者の一人ヨキでした。
そのスプンタ・マンユの能力で、父の姿をみたシオは思わず駆け寄り腹部を貫かれます。

深く傷つきながらシオは神さま(松田)を救う為、ヨキに戦いを挑みます。
しかしヨキはシオを圧倒し、アールマティはシオから分離してしまいます。

瀕死のシオにヨキは、自分の願い、赤き血の神の抹殺とその理由を語りました。
それは奴隷として生み出された、黒き血の人間の自由を勝ち取る為の戦いの歴史でした。

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あらすじ

神さまを救う為、アールマティと合体しようとするシオ。
しかしアールマティも傷つきそれに応える事が出来ない。

「お願いだ父ちゃん!!」

シオの叫びにアールマティが光を放つ。
光の中でシオに護神像達が語り掛ける。

“まだ戦うのか、体は限界を超えているのに。”

シオは言う
「それでも勝たないと、神さまが殺されてしまう」

護神像達は、シオの願いに応え完全に融合し合体する事を提案した。
だがそれはシオにとって命と引き換えになるとも告げる。

シオはそれをためらう事無く受け入れた。
護神像に残されたアルの心が言う。

「おまえにはもっと生きてほしかったがな。
おまえは悲しいぐらい俺に似た」

光と共に消えていくアルの心。

シオはアールマティが喰った他の三体の護神像、アシャ、アルムタート、ハルワタートと完全融合した。

その力の前にクシャスラの分裂も意味を成さず、ヨキのスプンタ・マンユを追い詰める。
ヨキは自身の願いの為、スプンタ・マンユをかつてアルが使った特攻形態に変えた。

ぶつかり合う、ヨキとシオ。
力は拮抗し、互いの護神像は砕け七体に分かれた。

感想

願いを預かる護神像。
防人の願いは、自分の為の物が多い様に感じました。
その中で、アルとシオだけが、人の為に願い戦っていたように感じます。

三賢者の一人、赤き血の神の賢者コトは、黒き血の人間をこの世界から消す事を望みました。
黒き血の賢者ヨキは赤き血の神の抹殺を、機械の賢者キクは神の言葉に従うのみ。

コトは最初からゲスイ感じでしたが、最後まで最低でした。(それはそれで芯が通っているのかも)
逆に神さま(松田)とシオは、一貫して優しく健気でした。

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まとめ

物語はこれで完結です。
藤崎さんは現在、銀河英雄伝説のコミカライズをしていますが、オリジナルの作品もまた読んでみたいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのanalogicusによる画像です。
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