PSYCHO+ サイコプラス DRIVE A ジャンプコミックス
著:藤崎竜
出版社:集英社
藤崎竜さんの初の連載作品。
超能力を扱えるゲーム「PSYCHO+」それを手に入れた緑の髪と瞳を持つミュータントの少年、綿貫緑丸。
緑色という事がコンプレックスだった彼は、電脳少女と仇名される水の森雪乃との出会いにより、少しずつ変わり始めます。
あらすじ
生まれつき髪と瞳が緑色の少年、綿貫緑丸。
彼はある冬の早朝、公園を散歩中に美少女に出会う。
彼女は何故緑色なのと緑丸に問う。
「生まれつきなんだ」と答えると、彼女は「綺麗ね」と返した。
その少女が同じ学校の生徒で、水の森雪乃だという事を友人のセンパイ(美少女が好きな老け顔の男・クラスメイト)から聞いた緑丸。
どうやら雪乃はゲームに勝てれば付き合うという条件で、付きまとう男たちを振っているらしい。
ゲームの腕に自信のあった緑丸は、中古ショップで手に入れたPSYCHO+というゲームで、雪乃に勝負を挑む事にした。
以前あった公園で、雪乃に勝負を申し込み、勝った時にはゲームで恋人を選ぶ事を、止めるよう緑丸は彼女に言う。
緑丸は知っているゲームだと、やり込んだ方が有利になるという理由からPSYCHO+を選んだのだが、雪乃にはプレイできず、緑丸が触ると画面は反応した。
プレイ出来たという事で、勝負は緑丸の勝ちとなったが、雪乃は納得出来ない。
どんなゲームかと画面を見ると、そこには木を動かしてみようと表示されていた。
緑丸がコントローラを操作すると、公園の木が轟音を立てて移動した。
感想
感想を書くため読み返してみたのですが、今読んでも、とても楽しく読む事が出来ました。
緑丸はミュータントとして、学校や日常で気味が悪いと言われています。
ですが、友人のセンパイや東田(骨好きのゲームマニア)、雪乃はその事を気にするでもなく、一つの個性として受け入れ、人として接します。
クールで優しい雪乃の何気ないセリフが、とても心に残ります。
まとめ
短編集のワールズ、今回のサイコプラスと、表紙デザイン、イラスト共にとても美しく幻想的で、最初に手に取った時は内容など知らずに購入しました。
初版で購入しずっと持ち続けていますが、手放さなくて良かったと本当に思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。