漫画完結作品

WaqWaq ワークワーク 第二巻 あらすじ・感想

投稿日:2019年6月26日 更新日:

根っこWaqWaq ワークワーク 2 ジャンプコミックス
著:藤崎竜
出版社:集英社

片頭痛に悩まされている防人レオは、頭痛を治すという自身の願いの為、神としてこの世界(時代)呼ばれた女子高生(本名松田)を奪おうとシオに戦いを挑みます。

しかしアールマティの嘔吐攻撃(アールマティと合体したシオの左手は大体なんでも食える。しかし合わない物は戻してしまう)
がレオを襲いました。

広告

あらすじ

左手が吐き出した大量の機械の残骸の一つが、レオの腹に突き刺さる。
シオは止めるが彼は戦いを止めようとはしない。

仕方なく放った攻撃で、レオの護神像アシャは彼から離れ、逃亡を図る。
しかしアールマティは逃げる事を許さず、アシャを咀嚼した。

どんな願いも叶えるという、天から伸びた塔「蜘蛛の糸」の内部で機械の賢者キクと松田を呼んだ者「影」が話している。

二千年に及んだ彼らの計画では願いを叶えられるのは一人、七体の護神像の持ち主が戦い、勝ち残った者の願いが叶えられる。

アシャを喰ったアールマティを咎めるシオの頭に、レオの過去が流れ込んでくる。
それだけでは無く、今までアシャと戦った過去の防人の願いもシオの中に入って来た。

一生、頭の痛みは取れないと絶望するレオに、松田は願いを叶える為に血が必要ならと、レオの手のひらに自分の血を落とした。
するとレオの目の周りのクマは消え、痛みは嘘の様に引いて行った。

更に松田を止めようとしたシオも、その時ついた血の為かアシャとの戦いで負った傷が癒えていた。

再び蜘蛛の糸内部、三人目の人物が現れる。
それは七の村の医師、ヨキだった。
キクは彼を黒き血の賢者と呼んだ。

彼らの計画、それは皆の願いとは何なのかという事だった。
護神像は機械の願いと人の願いを、その内に貯めている。
二千年かけ集めた願いを、防人が戦う事で一つの護神像に集め、神の血を蜘蛛の糸に捧げ、ただ一度の奇跡を起こす。

一体どんな願いになるのか、それは三人にも分からないようだった。
キクが「金や権力を望むかも」と口にすると、影は「それも我が子らが積み重ねた業だ」と答えた。

ヨキは「お前にとっては、黒き血の人も機械も子になるのか」と話した。
影と呼ばれた人物、それは最後の赤い血の人間。
三賢者の一人、赤き血の賢者「コト」だった。

感想

それがどんな願いであれ、護神像は強い願いに魅かれるようです。
カーフは最強の力を求め、レオは、両親の死によって生じた頭の痛みを消す事でした。

護神像は防人たちの願い(シオが見たアシャの中の、トランプマンみたいな人は一体…。マジシャン?)と機械の願いをその身に預かっています。

機械は基本的に人間を攻撃してくるので、彼らの願いが何なのか第二巻の段階ではよく分かりません。

この巻ではアールマティは二回、別の護神像を喰らいます。
シオが引き継いで大分可愛くなりましたが、アルが防人だった時のアールマティが、アルを食べるシーンはとても不気味でした。

広告

まとめ

二巻で登場した護神像は三体、アムルタート、ウォフ・マナフ、ハルワタートでした。

余り見せ場も無く、一話でカーフに倒されたアランのウォフ・マナフが不憫です。(能力もよく分からなかった。ウォフ・マナフは善い思考を神格化した神で、人の行動を記録し裁きを下す役目を持っているそうです。…閻魔様かな?)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのGary Chambersによる画像です。
広告

-漫画完結作品
-, ,

関連記事

花火

死んだ息子の遺品に息子の嫁が入っていた話 第二巻 登場人物・あらすじ・感想

死んだ息子の遺品に息子の嫁が入っていた話 2 電撃コミックスNEXT 著:秀 出版社:KADOKAWA 突然、田中の前に現れた眼鏡の男。 男は田中の娘あかり(先輩の女性に無理やり託された、田中は経緯は …

ジャンプ

ノー・ガンズ・ライフ 第七巻 あらすじ・感想

ノー・ガンズ・ライフ 7 ヤングジャンプコミックス 著:カラスマタスク 出版社:集英社 十三は鉄郎に、過去を知ってどう行動するか、自分で決めろと言いました。 鉄郎は誰も犠牲にしない未来を掴む事を選択し …

青い石

カラーレス 第六巻 登場人物・あらすじ・感想

カラーレス 6 ボーダーコミックス 作:KENT 出版社:リイド社 コヴェデスを核にして顕現した赤き「色彩神」。 その赤い神の放つ光を見た智慧(ちえ)は忘れていた記憶の一部を取り戻す。 智慧はその記憶 …

人形劇

ルート ~雪の王国 目覚める星たち~ 第二巻 登場人物・あらすじ・感想

ルート ~雪の王国 目覚める星たち~ 2 KCデラックス 著:秦和生 出版社:講談社 故国である南の国と結び、嫁ぎ先のノルン王国を売り渡そうとしている王妃。 その野望を挫くため、ノルン王国の王子エミル …

おせち

トクサツガガガ 第十三巻 第百二十話 あらすじ・感想

トクサツガガガ13 作:丹波庭 出版社:小学館/ビッグコミック 中村叶、27歳、OL、特撮オタク。 油断により、母に特撮グッズ入りの段ボールを見られてしまった叶。 絶体絶命の危機に叶はどう立ち向かうの …

DMMコミックレンタル

広告
広告
田中
読んだ本の紹介等しています。
本を選ぶ際の一助になれば幸いです。