漫画完結作品

PSYCHO+ サイコプラス DRIVE B

投稿日:2019年6月21日 更新日:

小惑星PSYCHO+ サイコプラス DRIVE B ジャンプコミックス
著:藤崎竜
出版社:集英社

藤崎竜さんの初の連載作品。
超能力を扱えるゲーム「PSYCHO+」それを手に入れた緑の髪と瞳を持つミュータントの少年、綿貫緑丸。
ゲームをプレイする事で、レベルが上がり、レベル2で今まで貯めていた運を使いきった緑丸は、次のレベルに進みました。

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あらすじ

レベル3は幽体離脱。
軽い気持ちでスタートボタンを押した緑丸は、体と魂が分離してしまう。
戻る為には体に衝撃を与えなければならない。

三時間以内に衝撃を与えられなければ成仏と言う状況で、友人たちに助けを求めるが、センパイは自分で作った美少女写真集に夢中。

東田は親の権力を使い手に入れた、怪しい骨に夢中で、緑丸に気付かない。
東田の妹は霊能者で、緑丸に気付くが話が通じないタイプの人間だった。
問答無用で除霊しようとする妹から、緑丸は這う這うの体で逃げ出した。

一方、雪乃は放置された緑丸の体を見つけ、話しかける。
反応のない緑丸の体に障ると脈が無い。

そこに逃げる緑丸を追って東田たちが合流。
妹から事情を聞いた雪乃の「恩も返さない内に勝手に死ぬな!!」という怒りを込めたサマーソルトキックが緑丸の体に炸裂し、彼は無事体に戻る事が出来た。

PSYCHO+は体に戻ったことでレベルアップし、中間試験を行うとのアナウンスが表示されていた。

そんな時、緑丸のクラスに高屋敷朱美という、死語使いを自称する少女が転校してきた。

感想

この作品はこの巻で完結です。
緑丸はある事を解決する為、アメリカに旅立つ事になります。
緑丸は旅立つ前、初めて雪乃に出会った公園に向かいます。

その冬の早朝の公園で、雪乃が緑丸に向かって言う言葉がとても好きです。

以下雪乃のセリフ

この地球には 幸せな人も 不幸な人もいて
50億人いれば 50億とおりの考えがあって
そして そのほとんどが まだ死にたくないはずだわ

そう思わない?

最終話はこの前後の展開、そして終わり方まで、とても素晴らしいと感じました。

 

伝染源

あらすじ
清濁が入り混じった世界を心地よく感じる高校生の透(トール)は、ある時、周囲の状況がおかしくなっている事に気付く。

悪と正義のつり合いが取れていた世界が、悪に傾いている気がする。
薬が蔓延し、路上にはジャンキーが溢れ、人々は狂暴になっている。

違和感を感じるトールの前に一人の女性が現れた。
彼女は警察だと名乗り、自分はこの事態の原因となった人物を追って来たと語る。

彼女が言うには犯人は伝染源と呼ばれる超能力者で、自分の思考や感覚を他の人に伝染させる事が出来ると話した。

今は信じられなくても、いずれ信じざるを得なくなると彼女は言う。

何者か尋ねるトールに彼女は伊音という名と、未来から来た事を告げ去って行った。

感想
思考を伝染させる力。
それは周囲の人間を操り、トールと伊音を襲います。

作中では超能力として描かれていますが、影響力の大きな人間。
アーティストやカリスマ性のある指導者、宗教家等も同じ力を持っている様に感じます。

 

DIGITALIAN デジタリアン

あらすじ
万物が数字で構成されている世界。
世界の全ては0と1で作り出されている。

そんな世界で、冒険者として旅をしているディスクレイ、ハスキー、アレンティの三人は、村の依頼でワイバーン討伐に出かける。
途中、ディスクの正義感の暴走で、危うい場面もあったが、なんとかワイバーンを討伐する事が出来た。

戻った村で報酬を村長から受け取る。
だが、村を脅かしていたワイバーンを退治したのに、村長の顔は浮かない。

話を聞くと、どうやら周辺にバグを撒き散らす、デジタル・ウィルスという魔物が村の近くに発生したという。
この魔物の厄介な所は、バグは触れた者をバグ化し加速度的に広がるという点だ。

自分たちの手におえないと一度は断ったディスクたちだったが、体力面で劣る為、パーティ内でお荷物になっているのではと悩むアレンティの為、依頼を受ける事を決断。

彼らは触れれば最後、死ぬ事も出来ず永遠に苦しむというバグを撒き散らす魔物。
デジタル・ウィルスを倒す為、陸イルカに乗り荒野を駆けた。

感想
この作品が作られたのは1993年です。
ハスキーがアレンティの体を魔法で分析し、01の二進数で表示させていますが、藤崎さんがSE系の学校に行っていた事が大きく影響している様に感じます。

現在ではマトリックス等でデジタルを現す際によく用いられますが、当時はあまり見た事が無い、表現の仕方だったと思います。

また表現も素晴らしいですが、物語自体もファンタジーを扱いつつも、魔法にプラグラム要素を盛り込む等独創性に溢れ、連載作品として読みたいぐらい面白いです。

まとめ

藤崎竜さんの作品は他の物も読みましたが、一番好きなのはサイコプラスかもしれません。

この作品は多分死ぬまで手放すことなく、何度も読み返すと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのAlexAntropov86による画像です
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