漫画完結作品

白暮のクロニクル 第七巻 あらすじ・感想

投稿日:2019年5月30日 更新日:

カメラ
白暮のクロニクル 7 ビックコミックス

著:ゆうきまさみ
出版社:小学館

羊殺しに酷似した殺人事件は終わり、雑誌等で報道がなされるなか、羊殺しを題材にした映画が新作発表されます。
また事件の調査の過程で魁とあかりは、あかりが魁の想い人であった棗の孫という事を知ります。

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あらすじ

9月下旬、映画会社の会議室で話し合いが行われていた。
議題は映画の制作について。
彼らは、羊殺しをモチーフにした映画を制作していた。

羊殺しの模倣事件で世間が揺れるなか、制作を続けるか否か話し合いが行われる中、その内の一人は今新作発表をして、流れに乗るべきだと主張した。

一方、伏木家ではあかりの父が、落ち着かない様子で人を待っていた。
彼は棗との繋がりを知った、魁を待っていたのだ。

彼は自分が実子でない事は薄々気付いていたが、棗が自分の母親であると知ったのは成人した後だった。

さらに棗の死について両親が言い淀んだ為、深く聞けないまま両親が他界、結局あかりの父は、棗が羊殺しの犠牲者であることを知らないまま過ごしてきた。

どんな人だったか聞く、あかりの父に棗の人柄を魁は話し、羊殺しについては言及しなかった。

会話がひと段落した所で、テレビの報道に気付いたあかりがボリュームを上げる。
そこでは新作映画の発表が行われていた。
画面に映っていたのは、映画会社で発表する事を主張したプロデューサーの鳥飼だった。

報道では隠語だった羊殺しという名称も使われ、羊殺しが連続殺人鬼として世間に認知されるのは確実だった。

羊殺しは年末には必ず犯行を行うだろう。
止められますかと不安を口にするあかりに、事件が起きて大騒ぎになる前に止めるんだよと強く言った。

感想

今回は映画の撮影現場が舞台です。
魁は世間に与える影響を考え止めようとしますが、プロデューサーの鳥飼は、モチーフはあくまで吸血鬼、オキナガとは一言も言っていないと嘯き、撮影を続行します。

鳥飼の言葉は、立場を考えれば正論で納得できる点も多く見られます。

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まとめ

この巻では、羊殺しの目撃者であると魁が睨んでいる、柘植章太が目覚めます。
また、羊殺しの被害者であると話すオキナガも現れます。

物語は羊殺し事件の真相解明に向けて動き始めました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはpixabayの350543による画像です。
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