白暮のクロニクル 5 ビックコミックス
著:ゆうきまさみ
出版社:小学館
デリヘル嬢連続殺人事件。
それは一人の男の想いが歪んで起こされた物でした。
事件解決に当たり魁と衝突したあかりは、少し彼と距離をおいているようです。
あらすじ
事件は解決したものの、オキナガに有利な法案を巡って、魁の不興を買ったあかりは、彼と距離を置いていた。
八月六日、高校時代の友人に誘われ、合コンに出かけたあかりは、そこで医大時代の先輩、山田一太と再会する。
一方、按察使文庫では魁が不機嫌そうに考え事をしていた。
薫子が実藤と不機嫌な理由について話していると、彼は薫子に書類の書き方を尋ねた。
翌日、あかりは一太に言われた事を考えていた。
実習まで終えたのに、あかりは医師免許を取らなかった。
それを一太はもったいないと言ったのだ。
休憩室で久保園と魁について話し、二人は見てきたものが違うし仕方がないと諭される。
彼は見た目は若いが、戦前に生まれたのだ。
話は変わり、久保園はあかりに研修について話した。
お盆休みに合わせ高原にある施設で、研修を受けろという事だった。
代休は勿論出るし、避暑と思って気楽にと久保園は言う。
数日後、あかりは山の中に立つ、療養施設、長野光明苑を訪れた。
感想
今回はオキナガの収容施設、光明苑が舞台です。
以前登場した希梨香や他にも、多くのオキナガが登場します。
永遠の時を生きるオキナガですが、その精神は人と変わらず、浮き沈みがあるようです。
昔から語られるテーマではありますが、不老不死はやはり終わりの無い地獄なのかもしれません。
まとめ
あかりがオキナガに受けりれられる理由は、彼女がオキナガを特別扱いしない事が理由だと感じます。
彼女は魁が目の前で蘇生するのを見た後も、接し方が変わる事はありませんでした。
器の大きさというか、心の強さのような物を感じます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。