ノー・ガンズ・ライフ 7 ヤングジャンプコミックス
著:カラスマタスク
出版社:集英社
十三は鉄郎に、過去を知ってどう行動するか、自分で決めろと言いました。
鉄郎は誰も犠牲にしない未来を掴む事を選択しました
そして彼は十三に自らの願いの為、自身で引き金を引くよう後押しします。
十三はそれを受けて、自らの手で引き金を引きました。
あらすじ
ベリューレンの攻撃で深手を負ったペッパー。
彼女の言葉に従い全てを破壊しようとするセブン。
そのセブンの前に、能力を解放した十三が立ちはだかる。
ハンズ無しに能力を解放した十三に、セブンはどうやって?と尋ねた。
それに十三は大人の意地と答えた。
説教した子供に、その言葉をそのまま返され、その上背中まで押された。
そこまでされたら、いいとこ見せたいじゃねぇか。
そう話し、十三はセブンに同じ轍は踏ませたくないと言った。
十三はセブンに命令が何か知らないが、早く治療しないとペッパー死ぬと告げた。
セブンは全部壊せとペッパーは言ったと語り、だからそうすると続けた。
十三は問う。
それがお前の願いなのかと。
自分たちは道具として作られたが、それを使うのが他人だけである必要は無い。
「本当にそれがお前の願いなのか!!セブン!!!」
それを聞いたセブンは、同じ道具の分際で己の願いを語るのかと武装を展開した。
十三は、あの頃の自分がアイツの目にどう映っていたのかよく分かると呟き、セブンが放った弾丸を弾き飛ばした。
「お互い燃費の悪い体だ。さっさと済ませよう。」
十三はそう言うと、セブンに躍り掛かった。
互いの拳が激突する。
十三の拳はセブンのアームを砕き、そのまま彼の胸で炸裂した。
非正規の射手紛いに引き金を引かれた奴なんかに…。
セブンの言葉を十三は否定した。
鉄郎は「後ろに立つ者(射手)」なんかじゃ無い。
あいつは「向き合う者(仲間)」さ。
これがオレとお前、射手に縛られたガンスレイブユニットととの差だ。
攻撃の余波で舞っていた粉塵が、風に流されていく。
そこには、セブンを見下ろす十三と、半身を吹き飛ばされ、膝をつくセブンの姿があった。
感想
今回はいきなりクライマックスからスタートします。
感想は十三、強すぎといったところでしょうか。
この巻では、根幹の重い話が続いた所為か、ラブリーなワッペンの話や、スポコン友情物の話が収録されています。
十三が好かれるのは、凶悪な見た目とは裏腹に、優しい所でしょうか。
所謂、ギャップ萌えという感じがします。
まとめ
この巻の終盤では、かつての相棒、ハント・ゲレングと鉄郎との繋がり、ベリューレン社の計画の片鱗が垣間見えます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。