ノー・ガンズ・ライフ 5 ヤングジャンプコミックス
著:カラスマタスク
出版社:集英社
反拡張主義を掲げるスピッツベルゲンの実行部隊として、活動しているとされるメアリーの兄ヴィクター。
彼の真意を知る為、十三はメアリーと共に彼の行方を追います。
ある事件で知り合った左手のみの拡張者「レフィティ」の仕草から、十三はレフティを操っているのがヴィクターではないかと気付きます。
レフティの後を追った二人は狂気を孕んだヴィクターとの再会を果たしました。
あらすじ
十三は過去にヴィクターに依頼されたメアリーを守ってくれという言葉を実行するため、彼と対峙した。
ヴィクターとの再会を願い続けたメアリーの想いを守るため。
解体者ヴィクター、その技は凄まじく触れるだけで拡張者をバラバラに分解できる。
彼の操る拡張者たちに気を取られた十三は、ヴィクターの接近を許し、その技を受けてしまう。
ヴィクターは語る、十三がガンスレイブユニットの力を使わない訳を。
ヴィクターは十三を同胞殺しと呼び、その事が彼の心に影を落としていると話した。
そして自分の目的のため、十三の意識を刈り取ると口にした。
メアリーは思う、優しかったヴィクターはどこに行ってしまったのかと。
彼に再会した時、自分にも居場所が出来たと言いたかった。
ヴィクターを止めるため、メアリーは胸に装備していたロケットを発射した。
ロケットはメアリーを拘束していたヴィクターの解体兵器スコペンドラを破壊し彼に迫った。
ロケットを一瞬で解体したヴィクターだったが、ロケットの爆発が視界を遮る。
その隙をついて十三が背後に迫った。
十三が放ったヒュンケファウストはヴィクターの左腕を吹き飛ばした。
しかしヴィクターは残った右腕を使い、十三の右腕を解体した。
両腕を失った十三だったが、彼の狙いは別にあった。
彼はヴィクターの右腕に噛みついた。
十三はヴィクターの腕を封じる為、自分の右腕を犠牲にしたのだ。
煙の中から腕が伸び、十三の頭のグリップを握る。
ハンマーを起こしたメアリーは、ヴィクターを止めるため引き金を引いた。
感想
今回は、あらすじで書いたヴィクターのお話の他、男の夢を叶える為活動を続けるおじさんの話、そしてこの物語では珍しい、夫婦の愛を描いたお話の三本です。
三つ目のお話で登場するエドムントは頭と右腕がバイクで、格好も武器も暴走族っぽいキャラクターです。
彼と奥さんの会話は激アマで、十三の感想「なんだこりゃ」がとても良くわかります。
まとめ
物語が進むにつれ、十三の過去やガンスレイブユニットの本当の力が少しずつ分かってきました。
今回は十三はもとより、メアリーがとても格好良い回でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。