ノー・ガンズ・ライフ 3 ヤングジャンプコミックス
著:カラスマタスク
出版社:集英社
EMS(拡張者対策局)に拘束された十三は、局長のオリビエの要請で容疑者であるゴンドリーを追う事になります。
ゴンドリーの標的は、大戦の英雄として名高いメガアームド斎でした。
クローネンと協力しゴンドリーを、捕縛する事に成功した十三ですが…。
あらすじ
EMSに保護された鉄郎達だったが、扱いは軟禁状態で身動きが取れずにいた。
十三の身を案じる鉄郎は、彼の精神を摩耗から防ぐための煙草を届ける為、ハルモニエを使いEMSの隊員の一人を操った。
一方、復興庁の査問会で、局長の地位を追われたオリビエは、検死により殺害された三人の内、一人がゴンドリーに殺されたのでは無いと気付く。
更迭された事で、動きを制限されているオリビエを解放したのは、隊員を操った鉄郎だった。
二人は協力し十三達の後を追った。
その頃、十三達は囮の男とゴンドリーを抱え、帰還しようとしていた。
鎮静剤が切れ、ショック症状で暴れ出したゴンドリーに、クローネンが再度薬を使うと、ゴンドリーは正気を取り戻したように、まともに話始めた。
その様子を見たアームド斎は、十年前の真相を知られる訳にはいかないと、十三達に牙を剥いた。
彼は一撃でクローネンを戦闘不能にし、十三と対峙した。
ヒュンケファウスト、十三の拳とアームド斎の拳がぶつかる。
天秤はアームド斎に傾き、十三に深い傷を負わせた。
アームド斎は大戦で起きた拡張技術や、拡張処理された人々の扱いを語り、十三に行き場のない拡張者を救うため、協力しないかと持ち掛ける。
十三の答えは煙草を分けてくれだった。
答えを聞いたアームド斎は、十三の首を締め上げた。
崩れ落ちた十三を放置し、アームド斎はその場を後にした。
感想
今回は、メガアームド斎との戦い、十三と同じガンスレイブユニットと射手のコンビ、メアリーが探すヴィクターの影、家族を養う為犯罪に手を染めるコルト等、非常に濃い内容でした。
その中でもコルトのエピソードは、切なくやり切れない物でした。
彼の家族が明日を見る事が出来るよう、願ってやみません。
まとめ
ハードなお話の中に、所々組み込まれるコミカルさがこの物語を更に面白くしていると感じます。
今回は、オリビエとメアリーの行動が楽しかったです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。