漫画完結作品

カラーレス 第七巻 あらすじ・感想

投稿日:

青空
カラーレス 7 ボーダーコミックス

作:KENT
出版社:リイド社

鉱物細胞アンドロイド、智慧(ちえ)を取り込み蘇った青き色彩神。
アヴィディアは智慧に語りかけ、その事で智慧は自分と繋がった最初の祖先病の発症者であり青き色彩神でもあったカガミの心と融合し、青き色彩神の暴走を止めた。

しかし、色彩神の力の発現はシガ区を廃墟へと変えた。

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あらすじ

青き色彩神の力で廃墟となったシガ区。
そんな中、色の力を求め彷徨うアヴィディアは赤き色彩神となり死んだと思われた友人、コヴェテスと再会する。

彼は色彩神の力で失った下半身と左手が再生したらしく、そこからは食べる事で少しづつ体を取り戻していったようだ。
コヴェテスと再会したアヴィディアは、以前、決めていたように自分がマーシパルス以前の人間である事を話し、コヴェテスはそれを受け入れた。

そんな友人との再会は喜ばしいことではあったが、アヴィディアの力の源である色素は研究室に入り込んだ教団に奪われ、同じく色学研究者だったザシュウの研究室も焼かれていた。

もう対抗手段はない。
そう言ったアヴィディアにコヴェテスは異を唱えた。
彼は拾ったボロボロの色力照射装置を取り出し、まだ光はあると告げた。

そんなコヴェテスの言葉を聞き、アヴィディアは立ち上がり教団に攫われた智慧の救出を決意した。

感想

超大規模太陽フレア、マーシパルスにより色を失い、祖先病により異形の姿となった人類が暮らす世界。
赤、青、緑の色の力で世界の再生を目指す教団イオドプシーと色力学研究者、アヴィディアの戦いを描いたこの作品もこの巻で完結。

最終巻ではアヴィディア自身が緑の色彩神となり、世界は破滅の危機を迎えました。

どんな姿になっても人は人であり、生き続ける事に意味がある。
終盤にかけてのエピソードを読んでいて、そんな事を思いました。

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まとめ

基本、白黒がベースの日本の漫画。
それを逆手に取り、力を持つ色をカラーにする事でこの世界では色が特別な物だと感じさせる。
面白い試みの作品でした。

こちらの作品はpixivコミックでも一部無料で閲覧できます。
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お読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのEngin Akyurtによる画像です。
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