漫画完結作品

ノー・ガンズ・ライフ 第一巻 あらすじ・感想

投稿日:2019年5月13日 更新日:

灰皿
ノー・ガンズ・ライフ 1 ヤングジャンプコミックス

著:カラスマタスク
出版社:集英社

大戦と呼ばれる戦いの中で、ベリューレン社が開発した身体機能拡張技術により、体を機械に置き換え強化する事が可能になった時代。
それにより体を機械化した者は拡張者と呼ばれ、大戦が終わり行き場を無くした彼らは、犯罪に手を染める者も少なくありませんでした。

頭が銃の拡張者、乾十三はそんな拡張者が起こす問題を処理する事を仕事にしています。

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あらすじ

その日も拡張者が起こした問題をかたずけ、家に帰った十三は、子供を抱えた拡張者から、その子を守って欲しいと依頼される。

その依頼を受けた十三は警備局が監視する中、依頼主の男が囮となった事で、家から子供を抱え脱出し地下に逃げ込んだ。
一息ついた十三の前に、シスターの姿をした女が現れる。

シスターは子供は自分たちの孤児院から、依頼者の男が連れ去ったのだと語り、返して欲しいと十三に話す。

十三は、子供の足が何度も筋を切られていた事と、自分の顔を見ても一切怯えず話すシスターに違和感を覚え、彼女に何者だと問うた。

女はベリューレン社の人間で、正体がバレると銃を抜き攻撃してきた。
その中で女は、十三が大戦中に作られた過剰拡張者「ガンスレイブユニット」だと見抜き、射手がいないと役に立たない唯の道具と嘲る。

その言葉に十三は激しい怒りを見せる。
怒りの感情に任せ女の前に立った十三に、女は銃を向けたが不意を突いた依頼者の男に拘束される。

女は拘束されたまま銃を乱射した。
真上に放たれた弾丸は、跳ね返り依頼者の体を撃ち抜いた。
続けて女は依頼者の頭を撃った。

依頼者はそのまま、さらに下層の地下水道に落ちそうになる。
十三はその手を掴み、彼を救った。
しかし、女は身動きの取れない十三を撃ち、二人は地下水道へ落下した。

感想

この物語は、登場人物の背景や舞台である街もハードで、十三自身兵器として体を拡張された過去を持ち、傷を抱えて生きています。
しかし彼は暗く沈むのではなく、それを笑い飛ばすように強く生きている様に感じました。

十三の時折見せる初心な所や、人間臭い部分がハードな物語に潤いを与えている様に思います。

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まとめ

拡張者、所謂サイボーグが溢れる街で、彼らが起こす問題を処理する事を生業にする十三。
そして、その拡張者を意のままに操れる能力、ハルモニエを喉に宿した少年鉄郎。

二人を軸に物語は進んでいきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのmarkusspiskeによる画像です。
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