漫画完結作品

オオカミライズ 第一巻 あらすじ・感想

投稿日:2019年5月10日 更新日:


オオカミライズ 1 ヤングジャンプコミックス

著:伊藤悠
出版社:集英社

近未来、日本がロシアと中国に分断統治されている時代。
中国が対ロシア目的で開発していた機密生体兵器「倭狼(ウォーラン)」の実験体が施設から逃走しました。

証拠隠滅を図る中国、兵器の詳細を知ろうと動くロシア、生き残るため戦う倭狼。

それぞれの思惑を乗せて物語は進んでいきます。

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あらすじ

ロシアと中国の統治境界線、非武装中立地帯で中国軍が遭遇したのは、私達は人間ですと両手を上げ話す獣の特徴を持った者達だった。

中国軍は怯えて発砲したが被弾したはずの彼らが倒れることはなく、逆に全滅させられた。

彼らは倭狼(ウォーラン)中国が対ロシアを想定して作った機密生体兵器の実験体だった。

中国は逃げ出した倭狼を抹殺すべく専門の特殊部隊を組織した。
部隊の名は吃狗(チィゴウ)倭狼に効果のある刃物と特殊な銃弾により、彼らを殺す事に特化した部隊だ。

吃狗は倭狼の血には体内に入ると、内部から人間を食い殺す特性があるため、特殊なマスクを着用し刃物で傷をつけ、そこに銃弾を撃ち込むことで彼らを殺害する近接戦を行う部隊だった。

隊員の一人、昭(アキラ)は戦いの中、幼い頃施設で一緒だった剣(ケン)と再会する。
ケンはその姿を巨大な狼へと変えていた。

仲間の隊員、笑見をケン達に連れ去られたアキラは、奪還とケンの殺害を決意する。

一方、同じく施設で一緒だったロシア系の少年、忌作(イサク)はロシア側の人間として倭狼について探っていた。

 

感想

同じ再教化院という施設で育った三人がどういう経緯で別れ戦う事になったのか、また倭狼の血を受けても死ななかった笑見はどうなるのか、続きが楽しみです。

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まとめ

シュトヘルの伊藤悠さんの描く近未来を舞台にしたSF作品です。
一発のミサイルが日本に落ちた事で日本という国は消え、ロシアと中国が土地を南北に分けて統治しています。

巻末のおまけで見せるアキラとケン、イサクの三人の中の良い様子が、より本編の殺伐さを際立たせます。

この作品はこちらで第一話を無料で読む事が可能です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのMarcel Langthimによる画像です
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