異世界レシピ ニッポンの家庭料理に魔法使いと狂戦士が挑んでみた 2 バンブー・コミックス WIN SELECTION
著:河田ひより
出版社:竹書房
見習い魔法使い、ピトゥと狂戦士のピンチ。
二人は異世界(日本)の書物に書かれた料理を再現するため、今日も魔物な食材を求め旅を続ける。
食いしん坊な二人による異世界グルメ、完結巻。
登場人物
パラシオ一家
法被にふんどしな魚人の漁師
めっぽう硬い甲羅を持つ蟹の魔物、ガチンコクラブに漁場を奪われた。
ファルカオ
黒毛の獣人女性
獣人だけあって嗅覚に優れる。
腕利きのレンジャーとしてピトゥに雇われたが、仕事は筍に似たニョッキン茸の捜索。
カベナギ
巨大なゴーレム、ハングリードの頭の上に住むゴーレムマスター
露出度の高い服を着た美女。
かつてピトゥが通う魔法学校を作った。
現在の学長のケンペスは教え子。
あらすじ
異世界の料理研究家、大川クリ子(おおかわ くりこ)の書いたレシピ本「日本のオカン」。
そこに書かれたレシピの再現を学長であるケンペスから命じられた見習い魔法使いのピトゥ。
彼女が今日、再現するのはロールキャベツ。
その食材を得るため、ピトゥと狂戦士のピンチはキャベツドラゴン牧場へとやってきていた。
草食で温厚なキャベツドラゴン現在、絶滅危惧種に指定されており保護されている。
当然、殺して肉を得る事は許されない。
牧場の職員も食材じゃないと声を荒げる。
そんな時、牧場に凶暴な肉食モンスター、トントロールが入り込んだ。
慌てる裸で髭の太ったおじさん(牧場長)を横目に、ピトゥはピンチに肉だね(ミンチ)にしてやれと静かに告げた。
ピンチの狂戦士の力で程なくトントロールはひき肉にされた。
そのお礼として、ピトゥが欲しがったのは毎年生え変わるキャベツドラゴンの背びれだった。
感想
今回は冒頭、キャベツドラゴンの背びれを使ったロールキャベツから始まり、カニクリームコロッケ、茶碗蒸し、鮒ずし、ギョーザ、筑前煮、お弁当、鰻丼、ナスの揚げびたし、肉じゃが、ステーキなどが登場しました。
作品はこの巻で完結です。
主役の二人がのほほんとしていて、ほのぼの読むことが出来ました。
またメニューは普通でも、その食材と入手方法がいつも独特で読んでいて楽しい作品でした。
まとめ
完結した事でファルカオやカベナギなど、新キャラの出番が少なかったのが残念でした。
個人的にはツッコミ役の糸目の女商人、クニがお気に入りでした。
こちらの作品はまんがライフWINにて一部無料でお読みいただけます。
作者の河田ひよりさんのTwitterはこちら。
お読みいただき、ありがとうございました。