漫画完結作品

銀河のカーテンコール 第三巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:

鉄仙
銀河のカーテンコール 3 モーニングKC

著:北駒生
出版社:講談社

大好きな作品「はじまりは銀河」。
その作者である藤之江遥(ふじのえ はるか)とどこか似た容姿の青年、万里(ばんり)。

眞(まこと)は彼と藤之江遥は同一人物なのか。
元カレ、理一(りいち)と関係のあるフジが藤之江遥なのか。
万里は一体何者なのか。

すべてが繋がりそうな予感の中、図書館での藤之江遥講演会を企画した眞は、万里の後輩で現在遥の担当編集である七竈経由で藤之江遥本人と会う事になり……。

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登場人物

江戸川蘭万(えどがわ らまん)
藤之江遥の現在の恋人
空想上のグッドルッキングガイ的な男。
遥に惚れており、多少芝居がかってはいるが献身的。

山吹(やまぶき)
眞の元婚約者、理一の同僚
ショートカットでクールな女性。

小森(こもり)
理一の会社のクライアント
ショートカット眼鏡のおば様。
新居の庭に巨大なバラのアーチを作りたいと主張。

小森藍(こもり あい)
小森の孫、誠二郎(せいじろう)の孫、楓(かえで)のクラスメイト
肩口ショートの女の子。
ロックバンド、GCR(Galactic Curtain Raiser)のファン。

あらすじ

大好きな小説、はじまりは銀河の作者である藤之江遥と直接会う事になった図書館司書の眞。
彼女は友人のベテラン庭師、誠二郎と共に遥の住むマンションを訪れる。

遥の家で彼女の恋人、蘭万から会うためのクイズを出されたりしたが、なんとかそのクイズに成功し藤之江遥、本人と会う事が出来た。
小説家、藤之江遥は万里に似ていたが、確かに女性だった。

そんな遥とのお茶会はBADな雰囲気で終わる事となった。
原因は眞が送った感想だった。

感想はデビュー作である「はじまりは銀河」のほか、新作の短編についても触れていた。

いつもと違って華やかな言葉遊びのようで、美しい装飾のドレスに見惚れるようでした。

「言葉遊び」の「装飾」。

それが遥の逆鱗に触れたようだった。
その後、誠二郎が「はじまりは銀河」について話すも、遥は若い女性に優しくされて心が浮き立ったのではと返す。
そんな遥の物言いについ腹を立てた誠二郎は、小説に感じた深い根のようなものがあなたには見えないと言い放ってしまった。

お茶会は完全に失敗した。
そう感じた眞は、誠二郎と共に逃げるように遥の家を後にしたのだった。

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感想

婚約者と別れた図書館司書、合歓木眞と現役を引退した庭師、松波誠二郎の交流を描いた作品、その完結巻。

この巻では二人をつなげた小説「はじまりは銀河」の作者である藤之江遥の秘密、万里と理一たちの過去、そして遥と万里のつながりと、これまで登場した人物のリンクが紐解かれていく様子が描かれました。

今回はその中でも藤之江遥と会った眞と誠二郎が感じた違和感が印象に残りました。

小説に限らず、創作物はよくも悪くも製作者の持っているものが反映される様に思います。
上辺だけ取り繕っても、作品から受け取る印象はごまかせないのではないでしょうか。

例えば、名前を変えて書いたとしても、読者にはなんとなくあの人っぽいなと感じるもの。
それは文体のリズムや作中の人物などの描き方に現れるように思います。

眞たちが会った藤之江遥。
彼女には小説にあった繊細さがなかったのだろう。
エピソードを読んでいてそんな事を思いました。

まとめ

作り出したものが誰かの光になり、その光が人を歩ませ、さらに別の誰かに一歩を踏み出させる。

そんな人と人のつながりを感じる読了感の物語でした。

この作品はコミックDAYSにて一部無料でお読みいただけます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのBeverly Buckleyによる画像です。
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