漫画

違国日記 第四巻 あらすじ・感想

投稿日:2019年5月8日 更新日:

日記違国日記 4 フィールコミックス
著:ヤマシタトモコ
出版社:祥伝社

人見知りな小説家と、その姉夫婦の遺児の同居生活を描いたお話です。
高校に入学した朝は、軽音楽部に入りクラスに友人も出来たようです。

広告

あらすじ

ゴールデンウィークも明けたある日、朝はネットに掲載されていた槙生のエッセイを見つけた。

そこには犬のようなものと暮らし始めたとの書き出しで、槙生の心情が綴られていた。

彼女はそこに一緒に暮らす事への戸惑いや、群れを作る事の出来ない自分が、朝が連れて来る友達にたじろいている事、自分が朝に与える影響に危惧を抱いている事。

そして最後に犬の名前をアシタとしようと締め、ロバート・ブラウニングの詩「春の朝(あした)」を紹介して終わっていた。

朝は槙生にLINEでエッセイの事を尋ねたが、槙生は著作はあまり読まないでほしいと彼女にかえした。

その後、家に帰った朝と食事を取り、寝室に引っ込むと紙袋の中から日記帳が出てきた。
どうやら朝の物が紛れ込んだらしい。

中を開けると、姉が朝に二十歳になったらあげようと書き綴った物のようだ。
日記には朝の名前の由来と、誰からも愛されるよう願いを込めた事が記されていた。

槙生は、姉が自分に向けた辛辣な言葉を思い出し、日記を閉じた。
姉は何時から自分を憎んだのか、自分は姉への憎しみが無くても物書きになれただろうか。

そんな事を思いながら槙生は、紙袋をクローゼットに仕舞った。

感想

この巻では、人が常識的に思う普通が、皆に当てはまる訳ではないという事が強く描かれている様に感じました。

作中では槙生が感じる傷つく事が、朝には分からずそれぞれの感覚の違いが描かれます。

また槙生にとっては普通の事である、物語を楽しむ事を弁護士の塔野が全く必要としていないという部分で価値観の差が表現されているように感じました。

朝の友人、えみりも自分が他の人と違う事を悩んでいます。

人はそれぞれ違っていて当然だし、全員が同じであれば誰が誰でもいい事になってしまいます。
読んでいてそんな事を感じました。

広告

まとめ

最後の話は、笠町と槙生の距離感がとても心地よく感じました。
次回はえみりのお話もあるのでしょうか?
今からとても楽しみです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

こちらの作品はpixivコミックにて一部無料でお読みいただけます。
作者のヤマシタトコモさんのTwitterはこちら。

※イメージはPixabayのFree-Photosによる画像です。
広告

-漫画
-, ,

関連記事

セントバーナード

ヘルハウンド 第二巻 登場人物・あらすじ・感想

ヘルハウンド 2 アフタヌーンKC 作:皆川亮二 出版社:講談社 戦乱の続く世界から生身のまま現代日本へ転移した新米傭兵のショウ・ザンマ。 彼は敵だった犬をベースにした生体兵器、ハウンドのヘルと元の世 …

電車 ラッシュ

ケンシロウによろしく 第三巻 登場人物・あらすじ・感想

ケンシロウによろしく 3 ヤンマガKC 著:ジャスミン・ギュ 出版社:講談社 復讐目的で伝説の暗殺拳「北斗神拳」を極めようとして、何故か凄腕マッサージ師になった男、沼倉孝一(ぬまくら こういち)。 そ …

ハレアカラ山

夜光雲のサリッサ 第六巻 あらすじ・感想

夜光雲のサリッサ 6 リュウコミックススペシャル 原作:松田未来 作画:※Kome 出版社:徳間書店 天翔体、そう呼ばれる高度一万メートル以上の空に住む生物。 彼らに襲われる航空機を守る為、才能(イン …

パン

魔導の系譜 コミカライズ版 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

魔導の系譜 コミカライズ版 1 BLADEコミックス 漫画:イヌヅカヒロ 原作:佐藤さくら 出版社:マッグガーデン 小説「真理の織り手」シリーズのコミカライズ版 魔導士が虐げられる国ラバルタ。 そんな …

クチナシ

神客万来 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

神客万来 1 芳文社コミックス 作:ねむようこ 出版社:芳文社 勤めていた会社が倒産し、職を失い会社の寮を出る事になった元事務職の雲野みちる(うんの みちる)。 彼女はひょんな事から、住み込みで働ける …

DMMコミックレンタル

広告
広告
田中
読んだ本の紹介等しています。
本を選ぶ際の一助になれば幸いです。