漫画

アルテ 第三巻 あらすじ・感想

投稿日:2019年4月4日 更新日:

フレスコ画
アルテ 3 ゼノンコミックス

著:大久保圭
出版社:徳間書店

貴族の娘アルテが画家であるレオの弟子として画家を目指す物語。

街の豪商ウベルティーノのもとに絵の代金の交渉に赴いたアルテでしたが、彼の迫力に圧されあえなく失敗。

レオに再度交渉のチャンスを貰いヒントを得るため、アルテは高級娼婦ヴェロニカの下を訪れます。

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冒頭あらすじ

ヴェロニカはウベルティーノの事も知っていた。
彼は様々な物を扱っている大商人で、一代で莫大な財を築いたやり手らしい。

アルテはヴェロニカに交渉で有利に立つための話術を教えて欲しいと乞い、ヴェロニカはそれを快諾した。

一週間後、再度交渉に訪れたウベルティーノの家でアルテは彼相手に、常に余裕を持った態度で臨みレオの技術や自身の出自を語り、レース編みの技術を絵に活かすことが出来るとアピールする。

ウベルティーノは交渉に応じ代金の見直しを承諾した。
金がかかる事をぼやくウベルティーノに、アルテは応接室の絵について尋ねた。

応接室には無数の絵が飾ってあったからだ。
あれは客に見せるための仕事用でウベルティーノ自身は絵に興味はないと言い切った。

驚くアルテにウベルティーノは、今後絵に興味のない人間と仕事をする機会も増えるだろうと語り、そんな事では今の仕事に失望すると話した。

アルテは望む所と笑顔を見せ、興味の無い人にも満足してもらえる職人になると答えた。

ウベルティーノはレオは面白い弟子を取ったと笑い、気に入ったとアルテに告げた。

交渉も終わり、アルテはウベルティーノに応接室の絵を見せて欲しいと願った。
絵を見ながら描かれた物の殆どがレオの作品ではないかと気付く。

それをウベルティーノに告げると、彼は半分はレオの師が描いたものだとアルテに答えた。

感想

この巻では、ウベルティーノとの交渉、レオの弟子時代の話の他、画家の同業組合について描かれます。

同業組合とは同じ職業の者同士の互助組織で、画家以外にも商人、鍛冶職人、肉屋、パン屋などあらゆる職業で存在していました。

この頃フィレンツェの景気も傾きつつあり、同業組合は女性であるアルテが業界に悪影響を及ぼす事を恐れ、彼女が画家の弟子として妥当か確かめようとします。

今回も女性ということで、アルテは他の弟子より厳しい目で見られますが、彼女はそんな事よりも絵に触れられることが楽しくてしかたないようです。

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まとめ

今回はフレスコ画の描き方についても触れられます。

技法を知った事で、教会にある天井一杯のフレスコ画などが、どれほどの労力を使って描かれた物か分かりその苦労を改めて感じました。

お読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのJacques Savoyeによる画像です
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