ダンダダン 4 ジャンプコミックス
作:龍幸伸
出版社:集英社
学校内でセルポ星人に襲撃を掛けられたオカルン達。
セルポ星人はオカルン、桃(もも)、愛羅(あいら)の三人を虚空(学校を模した異空間)に閉じ込め、助っ人の蝦蛄に似た異星人、ドーバーデーモンと首長竜っぽいネッシーと共に三人に攻撃を仕掛ける。
しかし三人は力を合わせ、攻撃を回避。
業を煮やしたセルポ星人は、ドーバーデーモンとネッシーと合体してさらに攻撃を続け……。
登場人物
女王先生
養護教諭
唇ホクロのSMチックな美女。
セルポ星人との戦いで裸となったオカルン達が、いじめを受けていると勘違いした。
円城寺仁(えんじょうじ じん)
桃の幼馴染
陽キャなイケメン。愛称はジジ。
桃の初恋の相手らしい。
普段はひたすらに軽いが夜、奇怪な人影を見る事に怯え悩んでいる。
彼が人影を見てから両親が体調を崩し、有名な霊媒師にお祓いを頼んだが、頼んだ霊媒師の五人中、三人が自殺した。
太郎(たろう)
ひたすら走る男性型の人体模型
花(はな)
手足は無く頭部と胴体のみの女性型の人体模型。
あらすじ
ドーバーデーモンとネッシーと合体したセルポ星人は、ネッシーの能力、高圧水レーザーによって虚空の学校を切り刻む。
その攻撃を躱したオカルン達は、レーザーを放つ為には水を取り込む必要がある事に気付く。
今が攻撃のチャンス。そう考えた三人はセルポ星人に接近、愛羅が格闘戦を仕掛けた。
しかし、合体したセルポ星人に死角は無かった。
ネッシーの前足は接近戦が得意なドーバーデーモンに置き換わっていたのだ。
セルポ星人は、愛羅の攻撃にカウンターで右フックを叩き込み、更に攻撃を重ね彼女を水面まで跳ね上げた。
オカルンと桃は愛羅を追って急浮上、何とか彼女を抱き止め、一旦間合いを取った。
遠距離ではレーザー、近距離ではシャコパンチ。
隙の見えないセルポ星人にオカルンなすすべがないと叫びを上げる。
そんな中、桃はオカルンのシャコパンチという言葉に勝機を見出していた。
感想
今回は合体したセルポ星人との戦闘から始まり、偽る事を止めた愛羅、ドーバーデーモンの事情、桃の幼馴染、円城寺仁登場、人体模型の太郎と花、呪われているという円城寺の実家へ等が描かれました。
今回は円城寺の登場で、桃への思いを自覚したオカルンが印象に残りました。
自分が想いを寄せる相手と親し気に話す、スペックの高いイケメン。
物語冒頭のオカルンであれば、身を引いていた様に思います。
ですが、この巻では円城寺に引くつもりは無いと宣言します。
何だかキャラクターの成長が垣間見えるエピソードでした。
まとめ
この巻のラスト、呪われているという円城寺の実家に辿り着いたオカルン達。
笑みを浮かべた奇妙な人々が見下ろすその家でどんな事が起きるのか。
次巻も読むのが楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この作品は少年ジャンプ+で一部無料でお読みいただけます。
作者の龍幸伸さんのTwitterアカウントはこちら。