金色のガッシュ2 2 クラーケンコミックス
著:雷句誠
出版社:クラーケンコミックス
かつて魔物の子供、ガッシュと共に戦った高嶺清麿(たかみね きよまろ)。
人間の世界に逃げ込んだ魔物の子供を始末するため、魔物狩りのワイグとギルに襲われた清麿は、自身が発掘していた遺跡に逃げ込む。
その遺跡でガッシュが魔物の子、ゼリィに託した手紙により、遺跡に安置されたミイラからガッシュは復活した。
清麿とガッシュ。
戦いの中で培われた二人の絆は数年の時を経ても色あせる事なく……。
登場人物
べリエル
魔物から術を奪った魔物狩りのボス
ガッシュの最強の術、バオウ・ザケルガを使い目的を遂げようとしている。
キャンチョメ
かつて清麿たちと共に戦った魔物の子の一人
黄色い嘴を持つ魔物の子。
化ける力を持つ。
相手の精神に作用するシン・ポルクという最強の術の一つを持つが、それは敵に奪われたようだ。
幼い弟、コンソメを救うため、一番に魔界から逃げ出した。
コンソメ
キャンチョメの弟
キャンチョメ同様、黄色い嘴を持つ幼児。
魔物狩りから守るため、フォルゴレに預けられた。
パルコ・フォルゴレ
イタリアの大スター
金髪ケツ顎の大柄な男。
キャンチョメと共に魔界の王を決める戦いに参加、その姿で臆病なキャンチョメに戦う勇気を与える。
レビー・ジンク
魔物狩りの一人
三つ編みの長い髪を頭に巻いた少女。
その髪に熊のような魔獣ゴーザと巨大な鳥の魔獣ハイロスを宿している。
肉体強化の術、ドルクで魔獣たちを強化し、キャンチョメを襲う。
鼻毛ブー
レビーの相棒
シルクハットで顔に黒い文様のある男。
魔物狩りは二人一組で、鼻毛ブーはギル同様、魔物から奪った術でレビーをサポートする。
あらすじ
復活したガッシュと清麿の連携。
それは数年を経ても衰える事はなかった。
二人はかつてと同じく、清磨の適格な指示とそれを信頼し動くガッシュの攻撃で魔物狩りのギルとワイグを圧倒する。
そんな二人を倒すため、魔物狩りの少年ギルは魔物から奪った炎の術の力と相棒のワイグを合成させた。
炎を纏ったワイグの猛攻がガッシュと清磨を襲う。
だが、魔界の王を決める戦いを勝ち抜いた二人は、爆炎をしのぎ切りワイグの弱点である顎をザケルガで打ち抜いた。
ワイグの力は諸刃の剣。
戦えるのは残り15秒。
ワイグとギルはその15秒に残った全ての力を込めた。
ガッシュは防御の術、ラシルドを放ちその攻撃を跳ね返す。
それはギルも予想していた。
ワイグの最後の攻撃、捨て身のそれはラシルドごとガッシュ達を包み込み倒すはずだった。
だが、ガッシュがマントを使い炎を払った1秒が、清磨にワイグを倒す道を見極めさせた。
感想
今回は冒頭、復活したガッシュたちと魔物狩りの二人の戦いから始まり、キャンチョメとフォルゴレと新たな魔物狩りの戦いが描かれました。
その戦いの中、描かれた事によると魔物狩り達の中には、レビーのような戦い魔物を滅ぼすしか選択肢がない者もいるようです。
この巻で登場した魔物狩りのボス、べリエル。
彼がギルに言った元々死んでいたという言葉。
魔物狩りとは何なのか。
べリエルの目的は。
かつて戦った仲間は今、どうなっているのか。
物語は今だ謎な部分が多いですが、今後の展開が楽しみです。
まとめ
ガッシュに続き、キャンチョメとフォルゴレもこの巻では登場しました。
前作で活躍したティオやブラゴなど、懐かしいキャラクター達も復活するのでしょうか。
次巻も読むのが楽しみです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。