殺し屋やめたい! 2 モーニングKC
作:外木寸
出版社:講談社
娘の付き合っている相手がどんな人物なのか。
気になった神父の白舟(しらふね)は、デートに向かった紅華(べにか)の後をつける。
そこに現れた相手、ローズに驚きつつも、彼女の名前からローズが難民ではないか推測した白舟は更に尾行を続け……。
登場人物
緋梅(ひばい)
組織の工作員
黒髪ショートに黒子の女性。
偽装が完璧すぎて、ローズが組織の殺し屋だと気付けなかったボスが送り込んだ女。
ローズを探る為、彼女の恋人、紅華(べにか)に近づく。
あらすじ
難民にも様々なタイプがいる。
娘の身を案じる白舟はデートを終えて、紅華と別れたローズの後を追った。
しかしローズはそんな白舟の動きに気付き、彼を撒き、逆に始末しようとその背後に忍び寄る。
ローズが白舟に手を掛けようとした直前、掛かってきた電話の相手、紅華の名前を白舟が口にした。
ローズはその事で尾行していたのが、恋人の紅華の父親だと気付いた。
危ない所だったとローズはそっと路地に身を隠した。
その後のデートにも自分達を尾行する白舟の姿はあった。
娘の身を案じての事だろうが、それでもそこまでするだろうか?
そんな疑問を抱きながら、ローズは白舟に好印象を持って貰うべく、紅華に対しいつもより優しく接するのだった。
感想
今回は娘の身を案じデートを尾行する白舟と、その尾行に気付きながら印象操作をするローズから始まり、ローズと白舟の接触、組織の情報を巡っての、組織と教会のローズ、白舟襲撃、組織の工作員等が描かれました。
大司教は目立たないという理由で組織の秘密情報を仕込んだロザリオを白舟に渡し、その白舟が娘の事でローズと接触した事で組織と教会が動き出します。
ローズと会った事で白舟は教会から裏切り者ではないかと目を付けられ、ローズは組織の人間であるにも関わらず、偽装が完璧すぎて組織から謎の人物としてマークされる事になりました。
なんでしょうか、秘密第一主義が災いして、全員が全貌が分からず空回りしている印象で、みんな真面目なんだけどおかしな事になっているなぁと読んでいた思いました。
まとめ
この巻の終盤、組織からローズの事を探る為、工作員が送り込まれました。
彼女はどんなアプローチをローズに仕掛けるのか、次巻も楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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