ハイスコアガール DASH 4 ビッグガンガンコミックス
著:押切蓮介
出版社:スクエアエニックス
教師の小春(こはる)が格闘ゲームが異常に強い理由。
生徒たちはそのルーツを知りたがったが、小春は頑なに答える事を拒んだ。
そんな彼女に1998年の思い出がよみがえる。
登場人物
矢口ハルオ(やぐち はるお)
黒髪のゲーム好きな少年
彼を好きになった事で小春はゲームの腕を鍛え強くなった。
同級生の大野晶(おおの あきら)とハルオが両想いである事を知り、小春は身を引いたのだが……。
矢口 なみえ(やぐち なみえ)
ハルオの母
ショートカットの快活な女性。
ハルオが玄関に持ち込んだオレンジ筐体に玄関の雰囲気が崩れると憤る。
大野真(おおの まこと)
ハルオの想い人、晶の姉
黒髪ロングの女子大生。
アメリカに行った晶に代わり、ハルオに悪い虫が付かないか見張っている。
ミッキー
神保町のゲーセン「ミッキー」にたむろする少年の一人
竜虎の拳2でボクサーのミッキーでの投げはめを得意とする。
大野母
真と晶の母
黒髪ロングの女性。
晶の想い人であるハルオを見極めにアメリカから帰ってきた。
クセが強い。
あらすじ
1998年、小春の実家、日高商店はコンビニへと業態を変える事になった。
それに付随して店頭に置いていたオレンジ筐体も、どうするかは小春に任された。
父親には好きにしていいと言われたが、三台もあっても……。
「よかったら俺が引き取るぜ」
困惑する小春に声をかけたのは、燻る恋心を抑えるため、なるべく会う事を控えていた矢口ハルオだった。
小春の気持ちなどお構いなしに、ハルオは以前と変わらず親しい友人として小春に接した。
そんなハルオに小春はオレンジ筐体を二台譲る事を決め、彼と二人、筐体を台車に乗せて家まで運んだ。
住宅街の道をオレンジ筐体を乗せた台車が行く。
道行く人の注目を浴び、小春はとても恥ずかしかったが、ハルオはむしろ誇らしいぞと笑みを浮かべた。
「街をこのまま一周したいくらいだぜ」
久しぶりに会ったハルオは、あのころと変わらずゲームが大好きな少年のままだった。
感想
今回は主人公小春の過去、高校三年時代のハルオとの日々が描かれました。
今回はその中でも前作同様、相変わらずゲーム大好きなハルオが印象に残りました。
両想いなハルオと晶の事を考え、距離を置いた小春。
そんな彼女の気持ちにお構いなしに、ハルオは以前と変わらずゲーム好きな友人として小春に接します。
そんな変わらないハルオに振り回されながら、小春は彼と過ごす日々を楽しいと感じていて……。
アメリカに行った晶とは少し距離が出来た様子のハルオ。
彼と晶が現在はどんな関係になっているのか。
教師となった現在、一人な様子の小春に物語がどうつながって行くのか、続きが楽しみです。
まとめ
この巻の終盤、アメリカから戻った大野母にハルオをけなされ、小春は彼女に啖呵を切り勝負することになります。
勝負の行方がどうなるのか、次巻も楽しみです。
この作品はビッグガンガン公式サイトにて第一話が試し読みいただけます。
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