正反対な君と僕 3 ジャンプコミックス
作:阿賀沢紅茶
出版社:集英社
一瞬みゆと付き合っていた同中の男子、岡理人(おか りひと)が文化祭へ遊びに来た。
その事で悶々とした谷(たに)だったが、お互いの気持ちを伝えあった事で二人の仲はさらに進展し……。
登場人物
みゆの父
草野球が趣味のおじさん
みゆに彼氏が出来た事に興奮し、家に来ていた谷を質問攻めにする。
谷の帰宅後、興奮から覚め少し寂しくなったようだ。
みゆの母
栗色ショートの中年女性
みゆは母にだけは彼氏が出来た事を打ち明けていた。
みゆの父と兄が週末、出かける事をこっそりみゆに伝えた。
あらすじ
文化祭の後、みゆと山田(やまだ)を含めた同じ中学の仲間が集まり理人の話を聞いた。
それによれば、理人は進学した高校が楽しくないらしい。
中学の頃はみゆや山田とずっと馬鹿な話で盛り上がり、毎日楽しかった。
高校の友人は一人ひとりはいい奴なのだが、中学時代のおバカなノリがまったくないのだと理人は嘆いた。
翌日の昼休み、理人も大変みたいだと山田は平(たいら)に話した。
中学時代が楽しかったというエピソードは、高校デビューでネガティブな平には全く共感できなかった。
それよりも、平はその同中の集まりにみゆがいた事が気になった。
「つーか何でその会合にしれっと鈴木もいるんだよ。ええんか?谷」
「……うん。なんか……大丈夫かなって。いろいろ考え過ぎるのも信用してないみたいで失礼な気がするし」
気にしてくれてありがとう。
そう言った谷に平は眉を寄せた。
「何自信つけてんだよ」
「ダメなの?」
理人の登場に、自分と同じく後ろ向きな感情を抱いていた谷が先に進んでいく事に、平は置いて行かれると複雑な感情を抱くのだった。
感想
今回は文化祭での一件でさらに仲良くなった谷とみゆを中心に、西と山田、平と東(あずま)たちの秋の日々が描かれました。
今回は順調に仲良くなっている西と山田のほか、中学時代、仲間内で面倒な恋愛をしていた東と自分に自信がなくネガティブな平のやり取りが印象に残りました。
西と山田の二人は、裏表のない山田が照れ屋の西と接近する様子を二人の共通の友人、本田と同じ目線で楽しませていただきました。
東と平のエピソードは、なんというか、雑に扱われる事を受け入れている東に平が憤りの声を上げるシーンが印象的でした。
そのことで少し変わった東。
今後、東と平が付き合ったりとかあるのか。
二人のその後も楽しみです。
まとめ
主役の二人の恋模様も良いですが、西と山田、東と平もどうなるのか凄く気になります。
個人的にはテレッテレな西がすごく可愛かったです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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