漫画完結作品

相続探偵 第七巻 登場人物・あらすじ・感想

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バイオリン
相続探偵 7
イブニングKC
原作:西萩弓枝
漫画:幾田羊
出版社:講談社

隠し子疑惑が浮上した東大児童青年教育学の名誉教授、薮内晴天(やぶうち はれる)の調査。
それは里子に出された一卵性双生児の片割れ、郷田蜆(ごうだ しじみ)とその息子の計画だったと発覚。

疑惑は解決したかに思われたが、自分も薮内の息子だと名乗る青年、島田正樹(しまだ まさき)が現れる。
DNA鑑定の結果、確かに島田は薮内の息子だと確認された。

灰江は彼に死後認知を求めるかを尋ね……。

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登場人物

薮内佐賀美(やぶうち さがみ)
薮内晴天(やぶうち はれる)の妻
ショートカットの中年女性。
夫、薮内の不倫と隠し子の事に薄々気づいていた。

加古川桃(かこがわ もも)

まとめ髪の中年女性
亡くなった兄、梅介(うめすけ)の遺産の分配の相談で灰江の事務所を訪れた。
遺産が離婚した元妻の息子たちに全て相続され、亡くなる直前まで面倒をみた自分には分配されない事に憤りを抱いている。

橋爪愛子(はしづめ あいこ
梅介の元妻、NMK交響楽団所属のバイオリニスト
実力よりは容姿で評価され、広告塔としての活動がメインのようだ。
恋多き女のようで、楽団のメンバーとも交際の噂がある。

加古川梅介(かこがわ うめすけ)
黒髪ぽっちゃりのおじさん
早稲田の理工出身で、若くしてIT関係をはじめとした色々な事業を展開していた事業家。
一時期、交響楽団のパトロンにもなっており、それが縁で愛子とは知り合ったようだ。
無精子症らしく、愛子の間に出来た二人の子は彼の子供では無い可能性が高い。

栗生毅(くりゆう たけし)
NMK交響楽団所属のバイオリニスト
黒髪のイケオジ。
梅介と結婚した当時から愛子と交際していた噂がある。
梅介の二人の息子の本当の父親候補の一人。

志摩邑錠(しまむら じょう)
東京芸大バイオリン教授、ソロバイオリニスト
イケメンおじさん。
梅介の二人の息子の本当の父親候補の一人。

灰江の母
黒髪くせ毛の優し気な女性
事故でバスの運転手だった夫を失い、その事故の賠償のため、大きな借金を背負う事になった。
その借金は灰江が相続したのだが……。

灰江の父
黒髪涙ボクロの男性
山道を走行中、突然の突風にあおられバスが道から転落。
乗客と灰江の父も含む多くの犠牲者を出した。
事故は風による物だったが、裁判では運転手である灰江の父の居眠りが原因とされ、多額の賠償金が発生。
その賠償金を灰江は相続する事になった。

地鶏健吾(じどり けんご)
元最高裁人事総局の局長、現在は国家治安委員会所属
白髪眼鏡のおじさん。
灰江の生物学上の父親。
灰江の父の起こした事故について、被害者の感情と民衆の気持ちを収めるため、灰江の父を生贄にした。

あらすじ

キャディーだった母と薮内の不倫によって生まれた島田。
彼が死後認知を訴えれば、薮内の遺産を島田は受け取る事が出来る。
だが、それは同時に薮内の名誉も貶める結果を生み、マスコミによって彼の周囲、それに薮内の妻である佐賀美(さがみ)の周りもより騒がしくなるだろう。

そんな状況の中、島田が下した決断は死後認知の訴えは起こさないというものだった。
島田は亡くなった母と薮内が一緒に写った写真を見て、母は充分幸せだったのではと考えた。
事実を公にすれば、彼女の笑顔が曇ってしまう。

島田は灰江の調査で、自分が薮内の息子であると証明された事で充分だと、死後認知も遺産の分配も必要ないと微笑んだ。

島田の中では決着が着いたようだが、灰江はそれに待ったをかけた。
彼が相続した一戸建て、家の維持費用にもお金は必要なはずだ。
灰江の言葉を聞いた島田は、相続税は家の状態から不要だったが、修繕には費用が必要だと、修繕費を無理のない範囲でもらえたら嬉しいかもと答えた。

その後、灰江は薮内の妻、佐賀美の下へ出向き、島田の存在を打ち明ける。
佐賀美自身、島田の事は薄々感じていたらしく、薮内の遺産は全て彼に渡すと言い出し……。

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感想

今回は前回から引き続き、有名な大学教授の死と彼の死後、浮上した隠し子疑惑、死後認知についての顛末から始まり、事業家の元妻のバイオリニストと托卵疑惑、灰江の父と法曹界の闇等が描かれました。

遺産を巡る家族のあれこれを描いた作品もこの巻で完結。
最後は俺たちの戦いはこれからな感じで、物語が閉じられたのがとても残念でした。

灰江が何故、現在の父母の所で育つことになったのか。
生物学上の父である地鶏との対決、スクープ記者の羽毛田(はげた)との共闘など、お話的にまだまだ見たい場面はあったのに……。

売れないと最後まで描けない。
以前からそういう風潮はありましたが、最近はそれがより顕著になっている気がします。

はぁ……景気よくならないかなぁ。

まとめ

作品の終了は残念ですが、原作の西萩弓絵さん、漫画担当の幾田羊さんの次回作に期待したいと思います。

この作品はコミックDAYSにて一部無料でお読みいただけます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのPexelsによる画像です。
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