ソウナンですか? 9 ヤンマガKC
原作:岡本健太郎
漫画:さがら梨々
出版社:講談社
山賊ダイアリーの岡本健太郎さん原作のサバイバル漫画。
竹を材料にした双胴船を作り、日本に帰ろうと外洋に乗り出したほまれ達。
順調に思えた船旅だったが嵐に巻き込まれ、波に攫われたむつを助けようとしたほまれが流されてしまう。
あらすじ
ほまれが結んだロープで波にさらわれたむつは助かったものの、荒れた海はほまれを押し流した。
夜が明け、嵐が去った船上で残されたあすか、しおん、むつの三人はほまれの身を案じ涙を流した。
やがて涙も枯れ、三人はほまれは生きていると行動を開始する。
現状、船はアンカーを落としていても風を受け時速四キロ程で動いている。
つまり、ほまれが何か浮く物に掴まっていたとしても、彼女との距離は離れるばかりだ。
そこでむつは浅瀬や岩礁、潮目などでの停泊を提案する。
水も流された為、切り詰めても2~3日しか持たない。
ほまれを待てば助かる確率はかなり少なくなる。
「それでもいいですか?」
不安げに尋ねたむつにあすかもシオンも笑みを浮かべむつに賛同した。
助かるなら四人で。
そう言ったシオンの言葉で、むつは皆ほまれが生きていると信じているのだと瞳を潤ませた。
感想
今回は離れ離れになったほまれと再会する為、あすか、シオン、むつの三人は自分達に出来る事を精一杯行いました。
またほまれもあすか達の頑張りに応え懸命に動きます。
この巻ではサバイバル経験の無い三人を引っ張って来たほまれがいない中、あすか達は島での生活でほまれに教わったノウハウを活かし、自ら考えほまれとの合流を目指します。
三人ともそれぞれ必死に動いていましたが、中でも一番大人しいイメージのむつがリーダーシップを取り動いていたのが印象に残りました。
助かるなら四人で。
彼女達のサバイバル生活で培われた絆が垣間見える巻でした。
まとめ
この巻でほまれ達の遭難生活は終了。
次巻では日本に戻った彼女達の生活が描かれる様です。
どんな事になるのか、次巻も楽しみです。
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