生き残った6人によると 4 ハルタコミックス
作:山本和音
出版社:KADOKAWA/エンターブレイン
モールに閉じ込められた夫の木内誠(きうち まこと)を探しにやって来た、彼の妻、木内海(きうち うみ)。
その誠と不倫関係にあった雫(しずく)はトラブルを避けるため、海を籠絡。
彼女と恋人関係になる事に成功した。
あらすじ
海を篭絡した雫だったが、モールに夫がいないと分かった海は乗ってきたバスを用い、モールからの脱出を宣言した。
実際、一階の食料品売り場はゾンビに占拠されており、立てこもった二階、フードコートの食料も消費され日々、選択肢は減っていた。
さらに電気や水道も今はまだ使えているが、いつ止まるか分からない。
入江(いりえ)は一階のスーパーに取りに行くという手段を示すが、それはバスでの脱出とリスクは変わらない方法だった。
海は雫と弟の渚(なぎさ)を連れ、モールを出るつもりのようだ。
対立する海と入江に梨々(りり)は待ったをかけ、海に一日猶予をもらい、準備も含めた時間、四十時間後に脱出か残留か決めようと提案するのだった。
感想
今回はモールを出る事を決めた海と、それに誘われた雫から始まり、バスの入手と補強、それぞれの選択と海と雫、浜辺での最後、モールに残された者たちと新たな生存者などが描かれました。
今回はその中でも海と雫を追ってモールを飛び出した平坂(ひらさか)が印象に残りました。
彼は物語序盤から美人な雫にずっとアプローチを続け、フラれ続けていました。
いいところを見せようとして、ピンチに陥ったりとどこか残念な印象の平坂でしたが、今回のエピソードで彼は本気で雫の事を愛していたんだなと感じました。
仲間が減り落ち込む仲間を励ますため、空元気を見せたビーストがけなげで可愛かったです。
まとめ
この巻では海のほか、物語冒頭から登場していた雫と平坂の二人がモールから姿を消しました。
主人公、梨々は最悪残るとして、冷静で戦闘力の高い入江、彼が守るだろうビーストには生き残って欲しいです。
渚くんは……なんだか危ない予感がする。
この作品はComicWalkerにて第一話が無料でお読み頂けます。
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