ラーメン赤猫 2 ジャンプコミックス
作:アンギャマン
出版社:集英社
ラーメン赤猫で働き始めた、元ブラック企業会社員、社珠子(やしろ たまこ)。
彼女は誠実で優しい猫たちに癒され、彼らに恩を返そうとブラッシング技術を高めていき……。
登場人物
御所川原(ごしょがわら)
弁護士の寺田の後輩
お団子髪で釣り目の女性。
ネット対応に詳しく、動画サイトやSNSでの拡散行為などへの対策のため、店を訪れる。
超猫好き。
女性常連客
金髪で目の大きな女性
赤猫に課金したいと、逆ナンした体の大きな男を連れて赤猫を訪れる。
常連客に逆ナンされた男
黒髪で体の大きなマッチョ
女の子が見境なく男に声をかけるのは危ないと、常連客に連絡先を教える。
なんか男前。
……お前らもう付き合っちゃえよ。
バー・ラットのママ
赤猫の隣のビルにあるバーのママ
茶髪おかっぱで口黒子の女性。
猫たちのブラッシングも担当している珠子の体を気遣う。
マッサージが上手い。
赤猫には餃子の出前を注文している。
但馬照(たじま てる)
赤猫に先代のころからメンマを収めている老女
日本髪の鋭い目をした老婆。
味に厳しく、気に入らない店には商品を納めない。
牛満丸(うしみつまる)という黒猫を飼っている。
申谷(しんたに)
新鋭全国チェーン、申らぁめんの社長
黒髪ギョロ目で髭のおじさん。
猫のラーメン屋として話題になっている赤猫のスタイルを全国展開しようと話を持ち掛ける。
子連れママ
炎天下の中、赤ちゃんを連れて歩いていた女性
辛そうな様子を見かねた佐々木(ささき)は、店が暇だった事もあり彼女を店へと招きいれた。
先代
ラーメン馬鹿の禿頭のおじさん
野良時代、病気で弱っていた佐々木を病院に連れて行った。
しかし、金がなく獣医さんにはラーメンで治療費を支払ったようだ。
職人というよりは研究者気質で商売人としてはダメだったようだ。
あらすじ
その日、出勤した珠子を佐々木が店の外で出迎えた。
常にはない事態に珠子はどうしたのか尋ねると、店の中ではクリシュナが怒りの表情を見せていた。
どうやら換毛期でイライラしているらしく、ハナのブラッシングでは満足出来なかったようだ。
珠子は疲れ切ったハナからブラシを受け取り、クリシュナの巨体にブラシをかけた。
珠子がブラッシングを行うと、クリシュナの表情は徐々に和らぎ、やがて目を細め笑みを浮かべた。
ごっそりと抜けた毛に珠子が確かにすごいと納得していると、クリシュナはこの時期は自分で掻くのを我慢しているから、イライラするのだと話した。
どうも自分で掻くと毛が舞い、麺がダメになってしまうのだという。
そんな事を話しているうち、話題は毛からハナが長毛種だという事に流れた。
そういえば、店で働く猫達の昔を自分は全く知らない。
その事に気づいた珠子はブラッシングの際、店長の文蔵を始め、店の猫たちに昔の事を聞くことにした。
感想
今回は換毛期でイライラするクリシュナのエピソードから始まり、猫好きの弁護士、課金したい女、ラーメンマニアと猫好き、佐々木の秘密、餃子とバーのママ、メンマ婆、スイカと猫たち、チェーン店と赤猫、子育てに疲れたママと佐々木、珠子の努力とスタッフTシャツ、先代の話と新メニューなどが描かれました。
その中でも今回は赤猫に課金したい常連客と、マッチョな男のエピソードが印象に残りました。
見た目通り大食いで、その見た目にそぐわない気遣いの出来るマッチョな男。
ゲストキャラである彼らが再び登場するのかわかりませんが、なんだかいい雰囲気の二人だったので、彼らのその後も見てみたいと思いました。
まとめ
今回は赤ちゃんをあやす佐々木がなんだか可愛かったです。
……前巻のまとめでも佐々木の事を書いていたような……。
登場する猫は皆、可愛いですが、私は佐々木が一番好きなのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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