怪獣8号 6 ジャンプコミックス
作:松本直也
出版社:集英社
怪獣である事がバレた日比野カフカ(ひびの かふか)。
防衛隊長官の四ノ宮功(しのみや いさお)と戦い、怪獣に乗っ取られた体を押さえ込んだ事で辛くも処分を免れ、戦力として第一部隊へと配属される。
その後、怪獣9号の出現を受け現場に向かったカフカだったが、彼は何故か怪獣に変身する事が出来ず……。
登場人物
四ノ宮ヒカリ(しのみや ひかり)
元防衛隊第二部隊隊長、故人、功の妻でキコルの母親
ポニーテールの明るくポジティブな女性。
怪獣6号への対処を命がけで行った。
あらすじ
9号と対峙しても怪獣化出来ないカフカは足手まといでしかなかった。
キコルは怪獣化を9号が妨害していると推測、攻撃を加え隙を作り出し、その隙を突いてカフカに変身しろと告げる。
キコルは傷を負いながら9号に肉薄、手にした斧で9号を薙ぎ払う。
今度こそ私が助ける。
心の中でそう言ったキコル。
彼女には幼い頃、母親とした約束があった。
彼女の母、四ノ宮ヒカリは防衛隊第二部隊の隊長で、キコルの憧れであり自慢の母親だった。
幼いキコルの夢は防衛隊に入って彼女を助ける事。
だが、その約束を果たす前にヒカリは怪獣6号と命を懸けて戦い、亡くなった。
母を助ける、その約束は果たせなかった。
その代わりにみんなを助ける。
「仲間は死なせない!!」
キコルは変身出来ないカフカの為に、傷付きながら刃を振るった。
感想
今回は冒頭、キコルと9号の戦いから始まり、8号復活、9号γ圧倒、鳴海対9号β、9号の目的等が描かれました。
今回、カフカが変身出来なかった訳、それは功との戦いの際、怪獣に飲み込まれ暴走した事で、カフカ自身が気付かない内に仲間を傷付ける事を恐れていた為でした。
それをキコルの言葉で乗り越えたカフカ。
変身後、暴走した事で体の操作を理解したカフカは分裂した9号を圧倒しました。
仲間を信じると咆哮を上げたカフカが凄くカッコよかったです。
まとめ
この巻の終盤、功は9号の本体と妻ヒカリ同様、命を懸けて戦う事になります。
怪獣の力を宿した強力なナンバーズ、使うごとに体を蝕む兵器を振るい奮闘する功。
9号は功の持つ2号の力を取り込んだのか、次巻も楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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