ラーメン赤猫 1 ジャンプコミックス
作:アンギャマン
出版社:集英社
ブラックな職場で働いていた社珠子(やしろ たまこ)は辞職後、おばに紹介された店に面接に訪れる。
その店、ラーメン赤猫では店名の通り猫たちが働いていて……。
登場人物
社珠子(やしろ たまこ)
黒髪ショートで眼鏡の女の子
前職はデザイン系のブラックな会社で働いていた。
集中すると周りが見えなくなるタイプ。
どちらかというと犬派。
文蔵(ぶんぞう)
ラーメン赤猫の店長
頭に鉢巻を巻いた茶トラの猫。
猫だけに客に出すスープの味見はそのままは出来ず、水で薄めたスープで味を想像し調理に当たっている。
サブ
調理担当
まん丸な目の黒猫。
盛り付けやサイドメニュー担当。
ゲーム好き。
ハナ
接客担当
お腹にハート模様のある白猫。
猫の可愛らしさを前面に押し出した接客で人気。
プライドが高く、当初、珠子にはきつく当たっていた。
佐々木(ささき)
接客とレジ、経理担当
灰毛の鉢割れでつぶらな瞳の猫。
実は店のオーナーだったりする。
お金に関しては黒い面を見せる事も。
クリシュナ
製麺担当
ベンガルトラ
見た目は迫力満点だが、中身はシャイな女の子。
接客はせず、店の奥で製麺作業を担当している。
てんぴる
突撃系配信者
撮影お断りの赤猫で無断でライブ配信を行おうとするが……。
寺田みきお(てらだ みきお)
スキンヘッドで右の額から頬にかけて痣のある強面おじさん。
佐々木の知り合いの弁護士。
赤猫開店時から世話になっているようだ。
ピエトロ・ロマーリオ
白髪髭の白人男性
赤猫のラーメンについて文蔵に質問を重ねる。
城崎(しろさき)
機械修理などを請け負っている青年
猫アレルギーらしく、赤猫で仕事をする際は仰々しいガスマスクを着用している。
佐々木の話では、素顔はイケメンらしい。
あらすじ
面接にやってきた珠子が訪れた店、ラーメン赤猫。
その店では本当に猫たちが接客をし、客にラーメンを出していた。
客と間違われた珠子は押しの強い白猫の接客で、思わずラーメンを注文してしまう。
その後、カウンターに黒猫が置いたラーメンを食べた珠子は、思わずおいしい!と破顔した。
そんな珠子をよそに店長と呼ばれたトラ猫は白猫、ハナに暖簾を出して店を開けるよう指示を出す。
それを聞いた珠子は、慌てて立ち上がり、自分が客でなく面接に来た人間である事をトラ猫に告げた。
感想
言葉を話す猫たちが働く店、ラーメン赤猫。
その赤猫に人間の女性、社珠子が面接に来るところから物語はスタートします。
作品は猫がラーメンを作っていることで生じる、様々な問題(主に抜け毛)を描きつつ、人情味あふれたエピソードで展開していきます。
作中、チンピラや突撃系配信者など迷惑な客も登場しますが、珠子と猫たちは力を合わせ問題に対応していきます。
前職で辛い思いをした様子の珠子が、誠実で優しい猫たちと働き元気になっていく様子が読んでいてとても楽しかったです。
まとめ
登場する猫たちがそれぞれ個性的で面白かったです。
個人的には時折、腹黒い一面を見せる佐々木が好みでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この作品は少年ジャンプ+で一部無料でお読みいただけます。
作者のアンギャマンさんのTwitterアカウントはこちら。