錬金無人島サヴァイブ 4 アフタヌーンKC
原作:伊口紺
漫画:保志レンジ
出版社:講談社
島に新たに加わった遭難者、モルト軍のスパイだったサラ。
彼女は同じくモルト軍所属のパイロット、タクミにその事を明かしニコの持つ銃を奪おうと持ち掛ける。
しかしサラの提案にタクミは首を振った。
敵国同士ではあるが現在、自分たちは遭難者。
いがみ合っている余裕はなく、生き残るためには協力する他ない。
そんな訳で仲間となったサラを加え、四人は島での生活を続けていく。
しかし、このまま島にいたのではいつ助かるかわからない。
サラはまだ探索出来ていない島の北西部の探索を提案。
ニコと共に険しい崖のある北西部へと向かった。
二人は大ウミヘビに襲われるも、駆け付けたジン、タクミと共にウミヘビを倒した。
その後、進んだ先には朽ちた桟橋とボロボロのボートの残骸が残されていた。
登場人物
ジェシカ
たどり着いた島で出会った女性兵士
鍛え上げられた肉体を持つ金髪で浅黒い肌の女。
格闘戦に優れる。
あらすじ
見つけた桟橋とボートの残骸、残された燃料タンクから、ジンはボートの航続距離がおおよそ200キロだと当たりをつけた。
つまり片道100キロ圏内に別の島がある可能性が高い。
もしかしたらその島には人が住んでいて、無線機を持っているかもしれない。
テンションの上がるニコに、ジンがあくまで可能性だと釘を刺す。
何にしても、大ウミヘビと大立ち回りをしたその日は皆、疲れ切っており、見つけた階段を使ってともかく小屋へ戻り休むことにした。
その翌日、ジンにたたき起こされた三人は倒したウミヘビの肉を使い保存食を作る事にした。
ウミヘビを食べるの?と引き気味のニコに、ジンは蛇の肉は淡白な味で鶏肉に似ているらしいと説明。
彼の言葉通り、試しに切り取った肉は鳥の胸肉によく似ていた。
四人の一か月分の保存食。
それを確保すれば、あとの肉は腐る前に好きなだけ食べよう。
そんなジンの言葉にニコとサラは歓喜の声を上げたのだった。
感想
今回は冒頭、船と桟橋の発見と保存食づくりから始まり、発電機を使った動力ボートの製作、島との別れと船出、新たな島、女兵士との出会い、床暖式シェルター等が描かれました。
その中でも今回は新たな島でのシェルター作りが印象に残りました。
元の島でも薪ストーブや小屋の断熱化等、彼らは寒さ対策を行っていました。
おそらく作中では季節は秋から冬に向かっていると思われます。
新たにたどり着いた島で、彼らは冬の寒さに耐えられる拠点を見つけられるのか。
島で出会った女兵士、ジェシカはどんな情報を持っているのか。
ニコはいつまでへそ出しジャケットのままなのか。
次回も読むのが楽しみです。
まとめ
次巻はやはり新たにたどり着いた島の探索。
飲み水や食料の確保がメインとなるのでしょうか。
そのあたりは最初の島での経験が活かされるのかなと思われます。
最初の島よりもかなり大きな新たな島。
そこでどんな冒険が待っているのか、早く続きが読みたいです。
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