この世界は不完全すぎる 7 モーニングKC
著:佐藤真通
出版社:講談社
ポーションを使ったバグ技によりレイドボスを倒したデバッガーのハガ。
それにより出現したポータルを使い、ダンジョンから脱出できると喜んだ一行だったが、ポータルの使用には上層階のポータルの起動が必要だった。
結局、彼らは千階層あるダンジョンを一層一層、地道に攻略していくこととなり……。
登場人物
今永ハルト(いまなが はると)
(株)エンタメイションアルバイト
修道士として日々を過ごしていたが、現在は地下に潜り屋台でラーメン屋を営んでいる。
ドゥカ
アサシンギルドの首領
三頭身の老婆。
二コラの世話役のNPCとして登場したが、実はアサシンギルドのボスだった。
ハガ達がダンジョン奥深くに飛ばされ、表向きは行方不明になった事で行き場のなくなった二コラを拾い、アサシンとして鍛えた。
あらすじ
ハガ達がレイドボス、サイレンスを倒してから一年後。
地道にダンジョンを攻略し階層を上がってきた彼らは、ようやく地下一階へとたどり着いていた。
アカネはダンジョンで見つけた宝物に。
マユはハガの手伝いに。
アマノとアキラはアマノの描く漫画に。
そしてハガはダンジョンのデバッグ調査に目的とやる事を見出し、気持ちをつなぐ事が出来た。
最後のキャンプ地である水場から進むことしばし、ハガ達はダンジョンの入り口だろう大扉にたどり着いた。
しかし、入り口は特殊な力で封印されていた。
一行はとりあえず水場まで戻り、試したいことがあるというハガの言葉に従った。
場所は変わってレンとメタAIアルバの暮らす神殿。
玉座に座ったアルバと彼の横に控えていたレンを突然の揺れが襲う。
二人が事態を把握する前に床が爆発。
吹き飛ばされたレンの前、神殿の床には大穴が開いていた。
感想
今回はハガ達の帰還から始まり、様子のおかしいレン達、デバッカー、アルバ対ハガパーティ、二コラとの再会、家系ラーメンとレン達に起きた事、アサシンギルドのボス等が描かれました。
今回はその中でも記憶を無くした様子のレン達が印象に残りました。
レン達はデバッグストーンとアルバの力により、プレイヤー/デバッガーとしての意識を失い、NPCとして世界に存在する事を選びました。
ただ、現状で彼らの意識がどんな状態なのか、ハガ達には知るすべがなく、もしかしたら意識を持ったまま体だけがAIが動かしている状態なのではなどと、読んでいて思ってしまいました。
まとめ
今回、ハガとの再会を果たした二コラ。
村人NPCだった彼女がどのようにしてアサシンの力を手に入れたのか。
次巻はそのあたりが描かれるようで、今から読むのが楽しみです。
この作品はコミックDAYSにて一部無料でお読みいただけます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。