大ダーク 5 ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル
著:林田球
出版社:小学館
ドロヘドロの林田球さんの描く、宇宙の旅、第四巻。
ライトヘッド教団が生み出した光核人間、マグマライドン。
その襲撃を受けたサンコたち、四匹の害悪。
マグマライドンの放つ光は闇の力を破壊する力を持ち、サンコを苦しめる。
そのマグマライドンをダメ丸と協力し何とか退けたサンコだったが、闘いの中、マグマライドンの攻撃を受けたアバキアンが壊れてしまい……。
登場人物等
ダズマ
大昔にクライに生息していた謎の生物
巨大な人の姿をした残骸。
死ま田と同じく様々な力を持っていたが、現在は肉体は朽ち石のように高質化している。
脳だけは生きており他者の精神を探ることができる。
日鉈=ボッコ(ひなた=ぼっこ)
サンコが育ったダイボクガン(学校的な施設)にいたいじめっ子の一人太った体の大きな少年。
マグマライドンの核となったカイガンの孫。
テン日=星(てんぴ=ぼし)、ニッ光=翼(にっこう=よく)の二人とつるみサンコに嫌がらせをしていた。
コモージャ
モージャ号の着陸船を管理しているチビチビロボ
犬の頭蓋骨な頭にミノムシのミノに似た体を持つ小さなロボット。
ケンザーンカイガン
ライトヘッド教団の幹部、大カイガンの一番弟子
ケンザーン星人の特徴である尖った頭部を持つ太っちょの老人。
二番目の光核人間候補に選ばれ、大カイガンからマグマライドンの始末を言い渡される。
あらすじ
ライトヘッド教団が生み出した光核人間、マグマライドンの襲撃を受け壊れてしまった闇のニーモツ、アバキアン。
そのアバキアンを直すため、サンコたちはクライにある武器商人、店谷のオフィスへと向かう。
途中、クライの住人に襲われたり、シャドー化したダメ丸が他のシャドーと混ざったりしたが、ともかくとして店谷のオフィスにたどり着いた。
オフィスでは死ま田とアバキアンが不在のため、店谷に足元を見られたりもしたが、手に入れたマグマライドンの骨と肉で何とかアバキアンの修理の目途がついた。
ただ、マグマライドンに破壊された斧の修理代は賄えず、サンコは店谷のサイドビジネス、酒まんじゅうの販売を手伝うことになり……。
感想
今回は冒頭、クライにある店谷のオフィスへの道中から始まり、シャドーになったダメ丸を戻すため、ダメ丸の精神世界へ、改めてダメ丸の自己紹介、新たな光核人間候補、サンコといじめっ子と幽霊、情報と骨を求めライトヘッド教団が支配するケンザーン星へ、バラバラになるダメ丸などが描かれました。
今回はその中でも、ケンザーン星に潜入したダメ丸に、ケンザーン星人が言った「同行のお二人はお子様ですか?」というくだりが楽しかったです。
ダメ丸は自称16歳なのですが、見た目は完全におじさんで……。
他にもシャドーになったり、バラバラにされたり。
死んでも復活するという設定があるからか、いろいろひどい目に遭っていて……読んでいてだんだんと面白くなってきました。
まとめ
今回のラスト、幼いころサンコの同級生だったいじめっ子の日鉈=ボッコが光核人間として復活しました。
性格最悪の彼がサンコとどう絡むのか、読むのが楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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