推しの子 8 ヤングジャンプコミックス
著:赤坂アカ×横槍メンゴ
出版社:集英社
大人気漫画「東京ブレイド」の舞台は終わり、アクアは舞台の練習中に集めた出演者の体組織(髪の毛及び煙草の吸殻等)をDNA鑑定。
主演の姫川大輝(ひめかわ だいき)が自分の異母兄であると突き止めた。
アクアは姫川にその事を打明け、彼の父親について尋ねる。
姫川の父、売れない役者だったという上原清十郎(うえはら せいじゅうろう)は妻である姫川愛梨(ひめかわ あいり)と心中し既に亡くなっていた。
登場人物
アネモネ・モネモネ
インスタグラマー兼映像クリエイター
黒髪ロングで前髪パッツンな女性。
新生「B小町」のメンバー、MEMちょ(めむちょ)の友人。
新生「B小町」の新曲MVを手掛ける。
あらすじ
舞台「東京ブレイド」は千秋楽を迎え、アクアは突然空いた予定の無い日々をぼんやりと過ごしていた。
こんな時こそ、未来に向けて備えるべきなのだろうが、推しだったアイドルであり、母親でもあったアイを殺した元凶だろう父親が既に死んでいた事で彼は何をすればいいか分からなくなっていた。
そんなアクアに妹のルビーが宮崎に一緒に行く? と尋ねる。
新生「B小町」のMVのロケに舞台の慰安も兼ねて同行しないかと、メンバーの一人、かなが提案したようだ。
宮崎には転生前の自分、雨宮吾郎(あまみや ごろう)が務めていた病院がある。
そういえばあれ以来一度も行った事、無かったな。
すこし考えこんだアクアだったが、ルビーの提案に乗り宮崎行きを決めた。
その後、番組のアリバイ作りであかねとデートをしたアクアは、同世代と旅行したことが無いという彼女も宮崎旅行へと誘うのだった。
感想
今回は東京ブレイドの舞台の千秋楽と共に、父親捜しに一旦区切りがつき目標を失ったアクアから始まり、あかねとの今後の関係について、旅行の準備でかなとデート、MV撮影で宮崎高千穂へ、アクアの前世雨宮吾郎の過去、スタジオでMV撮影、ルビーとあかねと吾郎の死体、ルビーたちの過去を知る謎の少女等が描かれました。
その中でも今回はルビーの気持ちの変化が印象に残りました。
ルビーはこれまで吾郎が既に死亡しているとは知らずに過ごしてきました。
彼女の前世であるさりなは、吾郎が殺される前に病でなくなっており、アクアもそれについて彼女に話す事無く、一人で動いていた事が原因でした。
しかし、この巻で吾郎の死体をルビーが発見した事で、優しかった吾郎の記憶もあいまって彼女の中に復讐心が生まれました。
作中、チラリと登場したアクア達の本当の父親らしき謎の人物。
アクアとルビー、母親のアイについて何か知っているらしい謎の少女。
物語が今後、どう展開していくのか先が楽しみです。
まとめ
物語はアイと吾郎が死ぬ事になった元凶へ向けて動き出したようです。
それとは別にこの巻では、アクアに想いを寄せるあかねとかなの二人、そのどちらをアクアが選ぶのかについても描かれました。
アクア、あかね、かな。三人の関係に気を揉むMEMちょが何だか可愛かったです。
この作品はとなりのヤングジャンプにて一部無料で閲覧可能です。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。