漫画

よふかしのうた 第十一巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:

自動販売機
よふかしのうた 11 少年サンデーコミックス

著:コトヤマ
出版社:小学館

吸血鬼になった父親に母親を殺された目代キョウコ(探偵、鶯アンコ)。
ハロウィンの夜、吸血鬼を襲い始めたアンコを止めたコウとナズナは改めて彼女と話し合う。

アンコの話を聞いたコウは、彼女の父親を吸血鬼に変えた者に会う事を望み……。

広告

登場人物

マヒルの母
コウの友人、夕 マヒル(せき まひる)の母
何日も家に帰らないマヒルを、しっかりした子だからと全く心配していない。

あらすじ

アンコの父を吸血鬼に変えた者。
それはコウも知る女吸血鬼、星見キク(ほしみ きく)だった。

アンコの話では数百年前から自分に恋をした者を吸血鬼に変え、その後、彼らの前から姿を消す事を繰り返しているそうだ。

眷属の数は計り知れず、どれだけ遡っても出生に辿り着かない。
何年生きているのかすらも……。
行方不明者が吸血鬼に関係していたケースは多くはないが存在し、そのほとんどに星見キクが関わっている。

コウの友人、マヒルとアンコが接触した後、事務所にキクが現れた。
目的は何かと尋ねるキクに、アンコはお前を殺す事だと答えた。
それを聞いた聞くは笑い始める。

「私に弱点は存在しない」

吸血鬼の弱点は吸血鬼化する前の記憶につながるモノ。
キクは自分にも自分がわからないと狂気じみた笑い声を上げた。

アンコの調査でも情報はつかめず、眷属にも会ったが彼らの知る星見キクはそれぞれが別の人間の様な印象だった。

「私はあいつが怖い」

自販機の前、アンコは静かにそう告げた。

広告

感想

今回は探偵、鶯アンコ(うぐいす あんこ)の父親を吸血鬼に変えた星見キクの話から始まり、キクの異常性を知ったコウとキクによる吸血鬼化を望むマヒル、半吸血鬼化して暴走したコウ、落ち込むコウとナズナ、アンコ、ニコの話し合い、コウとメイドなアキラ、半吸血鬼化をコントロール等が描かれました。

今回はその中でもアンコが語った星見キクについてが印象に残りました。

あらすじでも書いた様にキクは多くの男性を虜にし、眷属にしてはその男性の下を去るという事を何百年も続けています。
この作品では吸血鬼は、吸血鬼になる前の記憶を失い、その失った記憶に繋がるモノが弱点となります。

数百年以上前、キク自身がわからないという自分自身。
そのキクに魅かれ吸血鬼になる事を望んでいるマヒル。

コウがキクやマヒルの事にどう対処するのか。
息子のマヒルを全く心配していない様子のマヒルの母等、今後の展開が気になります。

まとめ

次巻ではサングラスにマスクの黒スーツの男が新たに登場する模様。
男の目的は何なのか。そちらも気になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この作品はサンデーうぇぶりにて一話二話が無料で閲覧いただけます。
作者のコトヤマさんのアカウントはこちら

※イメージはPixabayのRené Vlakによる画像です。
広告

-漫画
-, , , , , ,

関連記事

黒い蝶

ミワさんなりすます 第二巻 登場人物・あらすじ・感想

ミワさんなりすます 2 ビッグコミックススペシャル 著者:青木U平 出版社:小学館 己の欲求を満たす為、身分を偽り推しである俳優、八海崇(やつみ たかし)の家で家政婦として働き始めた久保田ミワ(くぼた …

ビスケット

片喰と黄金 第五巻 登場人物・あらすじ・感想

片喰と黄金 5 ヤングジャンプコミックス・ウルトラ 著:北野詠一 出版社:集英社 モラレスの農場から逃げ出した黒人奴隷ロス。 彼に見つかり連れ去られてしまったアメリアは、ロスと共に月明かりの下、森の中 …

ロスアンゼルス

ブルージャイアントエクスプローラー 第四巻 登場人物・あらすじ・感想

ブルージャイアントエクスプローラー 4 ビッグコミックススペシャル 作:石塚真一 出版社:小学館 後に世界的なサックスプレイヤーとして名を馳せる、宮本大の軌跡を描いた作品。 そのアメリカ編。 スケータ …

子猫

愛しの国玉 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

愛しの国玉 1 シルフコミックス 著:アッチあい 出版社:KADOKAWA 大学生の日野真(ひの まこと)は参考書を取りに実家に戻ったある日、言葉をしゃべる人と猫が混じった様な変なモフモフと出会います …

狐

クマ撃ちの女 第四巻 登場人物・あらすじ・感想

クマ撃ちの女 4 BUNCHコミックス 作:安島薮太 出版社:新潮社 法を無視して車内から熊を撃った光本。 チアキに持論を語り仕留めた熊に歩み寄った光本でしたが、熊は息絶えておらず彼は瀕死の熊に襲われ …

DMMコミックレンタル

広告
広告
田中
読んだ本の紹介等しています。
本を選ぶ際の一助になれば幸いです。